部屋探し・家賃/部屋探し・家賃関連情報

新築物件の着工数は、減少傾向(2ページ目)

国土交通省が発表したデータによると、貸家の着工戸数は前年同月と比較すると、3割以上減少しているようです。最新情報をまとめてみました。

加藤 哲哉

執筆者:加藤 哲哉

賃貸・部屋探しガイド

中部圏が特に下落


地域別に着工数推移を見てみましょう。
下記のグラフは、前年同月比との着工戸数を比較したグラフです。マイナス数字になっているところは、前年度より着工数が減っていることを示しています。

エリア別前年比
出典:国土交通省

特に減少しているのは、中部圏。2008年11月以降、6年連続で減少し続けているのは中部圏だけです。減少幅も―40~―10%と大きく、新規供給数が少ないことが分かります。首都圏や近畿圏でも同じように、今年に入ってから減少しています。

このまま新築物件が減少し続ければ、新築物件は希少性がでて、多少強きの家賃設定が可能になるのではないでしょうか。逆に、中古物件にしてみれば競争力の強い新築物件が少なくなり、注目度は高まります。

しかし、今後世帯数の伸びは首都圏や近畿圏でもマイナスになってきますので、中古がよくなるということにはならないでしょう。

アパートやマンションの集合住宅系の賃貸新築供給は減少してきていますが、近年業界では、一戸建ての賃貸を企画する会社が急増しています。
投資家にとっては、競争が激しくなり大変な時代になってきましたが、ユーザーにとっては、借りやすく質の良い賃貸住宅が選べる時代となってきました。

【関連サイト】
・国土交通省
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます