リノベーション/リノベーション実例

想像超えるアイディアで!オレンジ土間の家(2ページ目)

築29年のマンションを購入し、リノベーションをして理想の暮らしを手に入れた20代の夫婦をご紹介します。設計プロセスで飛び出したアイディアがもとに、オレンジ色の土間のオリジナリティ溢れる家が生まれた!

石井 健

執筆者:石井 健

リノベーションガイド

プロセスを経て、進化するプラン

1.広いテラスを活かした大きなワンルーム
設計者の初めの提案は、テラスに広く面した窓の開放感を活かした、大きなワンルームのプラン。作る、食べる、くつろぐ。それを1番明るく、気持ちの良い場所で!というテーマでしたが、Sさん夫婦はどうしても子供部屋がほしかったため次のプランへ。




2.将来は子供部屋へ、遊び心のあるエントランスホール

次の提案では、エントランスホールをポップなカラーでデザインした遊び心満載の空間に。円形のオレンジ色の部分は土間仕様。エントランスに広い空間をとることで、ゆとりを感じることができます。ここを、将来子供部屋に転用することにし、子供が生まれるまでの間は、お二人の資料室兼ギャラリーとして活用するというプラン。Sさん夫婦は、一目でこのエントランスホールが気に入ってしまいました。そして、「子供には渡したくない。ずっと使いたい」という気持ちに。では、子供部屋はどうする!?ということで、次のプランへ。

3.子供部屋へ転用できる、フレキシブルなタタミスペース
そもそもご主人が希望していた”こもって漫画を読みたい、タタミでごろごろしたい”という生活。その実現と、将来子供部屋へ転用するための、タタミの間をつくりました。名付けて『コモルーム』。キッチンの斜め前に位置しているため、そこでくつろぐご主人や遊ぶ子供の姿を、奥様が料理を作りながら眺めることもできるプラン。Sさん夫婦は、この提案も気に入りました。しかし、1つだけ予算の都合上、泣く泣く諦めていたことがありました。

4.「外に浴槽おいちゃいましょう。」

それは、庭を眺められるお風呂。今回は予算の都合上、まだ綺麗だったユニットバスをそのまま使うことなっていました。しかし、最後まで、お風呂を諦めきれないご主人……。「じゃ、外に浴槽おいちゃいましょう!」という設計者の提案で、テラスにバスタブを置くことが決定!開放的なお風呂の希望も叶いました。

初めは玄関横だった寝室が、プランが進化するごとにテラス側へ近づいていき、結果として、陽の光が届く気持ちの良い場所へ。このようにしてSさん夫婦のリノベーションプランは進化し、理想のプランが完成しました。

今回の設計プランが、一体どんな風に仕上がったのか?次のページでご紹介します。
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