自分の価値観に見合うリフォーム予算を立てる
山本:ショールームを使っていただくメリットは他にもあります。タイル一つにしても、カタログではイメージがわからず計画が立てにくかったものでも、ショールームで実物を見ていただくことでリフォーム後のイメージが明確になり、仕上がりで「こんな感じではなかった」というようなことは少なくなるはずです。大野:予算を気にされているお客様への対応で、心がけていることなどはありますか?
高級感漂う外壁タイル。導入コストは高めですが、お客様の要望を叶える要素もたくさん持っています。(画像提供:株式会社INAX) |
たとえばフリーメンテナンスの外壁など、どうしても通常の外壁よりも価格が高いので、ご紹介をためらってしまうことがあるのですが、お客様も「予算」について具体的な商品価格を知っていて計画を立てている訳ではないんですよね。高い商品も見ていただいて、その価格が自分の価値観に合っているかを判断していただいた方が良いと思います。
大野:同じ100万円でも、人によって重視するところは違いますよね。少なくともショールームでは、「実際の住宅設備に触れて、その商品価格と自分自身が感じる価値観を照らし合わせるようにすべき」ということでしょうか。
安い買い物ではないからこそ、使い勝手もしっかりチェック!
この日も住宅設備の機能や使いやすさを見に来られるお客様が多数来場されていました。 |
猿田:やはり一番お客様に体感していただきたいのが、住宅設備の使い勝手や機能面です。カタログではわかりにくい部分も、実際に触っていただくことで、その機能やオプションが必要かどうかをお客様に見定めていただけますし、キッチンについて言えば「食器洗い乾燥機」の配置などについてもシミュレーションしていただけますからね。
大野:たとえばどんなことですか?
アドバイザーだからこそ、利用する人の使い心地にまで配慮した提案が求められるのだそうです。 |
大野:それはやはりアドバイザーの方々が利用者目線に徹しているからこそ提案できるポイントなのかもしれませんね!
次のページでは、リフォーム予算を設定する際に知っておきたいポイントについてご紹介します。