ショールーム
ショールームをもっと活用することで、納得できて無駄遣いのないリフォームが実現できるのです。(取材協力:株式会社INAX)
リフォームはどうしても「頼んでみないと仕上がりが確認できない」という難しさがあります。リフォームが終わって「やっぱりもう1ランク上のものにしておけばよかった……」という、後悔の念を抱く方も少なくありません。

最近ではそのようなお客様の不安を取り除くために、住宅設備や建材のショールームを活用される事例も多くなっています。しかし、初めてリフォームをお考えの方にとっては、「どのようにショールームを活用してよいのか分からない」というのが現状だと思います。

そこで今回は、住宅設備メーカー「INAX千葉ショールームのスタッフの方々に、失敗しないリフォームプランの立て方と、無駄な出費を減らすためのポイントなどを取材してきました。ショールームの上手な使い方についてもご紹介します。

リフォームイメージをはっきりさせるショールーム活用を!

取材中
株式会社INAXの千葉ショールーム課長の山本智彦氏(写真右)と、チーフアドバイザーの猿田真純氏(写真左)。興味深いお話を聞かせていただきました。
大野:接客でお忙しいところお時間をいただきありがとうございます。INAX千葉ショールームさんは、2005年10月に場所を移転してリニューアルオープンされましたよね。

INAX山本氏(以下「山本」):そうですね。やはり以前と比べて、ショールームも駐車場も広くなったので、訪問してくださるお客様も来やすくなり、ご相談内容もだいぶ変わってきましたね。新築する際に業者から提案された住宅設備がどれなのかを確認するだけではなく、もっと自分の要望をかなえてくれる住宅設備を見つけたいという内容のお問い合わせが増えてきています。

大野:とにかく実際に利用される施主様に見てもらうというのがコンセプトですよね。ところで、こちらのショールームの特徴として、設備商品をただ並べるのではなく、生活空間を強調したレイアウトになっていますよね。

INAX猿田氏(以下「猿田」):お客様自身もリフォームに対する要望などは漠然としていることが多いんです。お客様すらも気づいていない現状の問題点などを、実際の生活に近い形で再現していただいたり、こちらからご質問させていただくことで、リフォームイメージがはっきりしてくるということがありますね。

大野:なるほど。お客様は自分の要望をかなえてくれる設備商品があることすら知らない場合がありますよね。そういうお客様ほど、リフォーム後に後悔することも多いようです。やはりリフォームで採用を検討している設備については、じっくり見ておいた方が良いということですね。

自分でも気がつかないリフォームの要望を見つけてもらう

ショールーム
気軽に見て回れるショールームだからこそ、お客様も気付いていないリフォームイメージや要望が発見でき、無駄のないプランが設計できるのです。
山本:そういった点では、リフォームを提案する業者さんもお客様目線での商品選定が求められているのではないでしょうか。弊社ショールームでは「商品の売り込み」ではなく、「商品の展示」に徹しています。その結果、お客様が私どもに対し警戒心がなくなり、お客様ご自身も気づいていないような問題点や要望をいつの間にか話してくださることが多いんです。

猿田:そういったお客様の声を、私たちアドバイザーが拾っていくと、結果的にお客様のリフォームイメージが満足いくものに近づいていくんです。

大野:それはお客様にとってもあいまいだったイメージがまとまりやすいですし、業者にとっても満足度の高いリフォームを提案しやすくなって、お互いにメリットがありますよね。

次のページでは、ショールームを利用するときに確認しておきたい「価値観」と「使い勝手」についてご紹介します。