気管支喘息(きかんしぜんそく)とは、どんな病気でしょうか?咳が続いたり、息苦しいことはありませんか?風邪と思っていたら、なかなか治らない場合、それは気管支喘息かもしれません。
気管支喘息とは
咳が続く場合、気管支喘息かもしれません
「気管支喘息」は、単に「喘息」と呼ばれることもあります。口から肺までの通り道に気管支があります。気管支にダニやホコリなどのアレルゲンが侵入すると、気管支がアレルギー反応を起こし、アレルゲンの侵入を防ぐための反応を示します。
痰が出て、気管支にある平滑筋という筋肉によって内腔が狭くなり、気管支が腫れてしまい、呼吸がしにくくなります。このアレルギー反応により、様々な症状が出てきます。空気が狭くなった気管支を通ることになるので、丁度、笛のような原理で、呼吸のたびにゼイゼイ、ヒューヒュー、ゼロゼロといった音がするようになります。
喘息の症状
- 咳、痰の絡んだ咳
- 呼吸するときに、ゼイゼイ、ヒューヒュー、ゼロゼロといった音:喘鳴(ぜいめい)
- チアノーゼ(唇や顔色が青くなります)
- 多呼吸(呼吸する回数が増えます)
- 陥没呼吸(かんぼつこきゅう)(肋骨の下がへこんだ呼吸をする)
- 起坐呼吸(きざこきゅう)(体を起こしていないと呼吸が苦しい)
- 呼吸困難(息がしにくくなります)
- 呼吸困難がひどいと、話もできなくなります。
- 肩呼吸(かたこきゅう)(肩で呼吸する感じです)
気管支喘息の診断法
- 問診:いつからどのような症状があるか?特に長く咳が続く、息苦しい
- 花粉症、アトピーなどを持っていないかどうか、家族にいないかどうか
- 血液検査:ダニやホコリ、イヌ、ネコのアレルギーがないかどうか
- 呼吸機能検査:肺活量や1秒率(1秒間にどれだけ息を吐けるか)を測定
- 気道過敏性試験:気道を刺激する薬剤にすぐ反応して、気管支の内腔が狭くなるかどうか
気管支喘息の原因
ダニが喘息の原因になっていることも多いのです
- ■アレルゲン(アレルギーを起こす物質)
- ダニ
- ハウスダスト(家のホコリ)
- 花粉(スギ、雑草など)
- ペット(犬、猫など)
- ゴキブリやユスリカのような昆虫
- ホルムアルデヒドなどの化学物質
- 風邪
- タバコや花火の煙
- 工場の煙や自動車の煙による大気汚染(四日市ぜんそくなど)
- 鎮痛薬などの薬物(特に、アスピリン)
- ストレスや不規則な生活
- コーヒーなどの嗜好品
- アルコール:アルコール誘発喘息
では原因を取り除く以外にどんな治療法があるのでしょうか?
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参考リンク
ぜんそく大事点(ドクターN)