典型的なED(勃起障害・勃起不全)のうちでも「排卵日ED」は、子作りのために頑張ろうとすればするほど、男性器が言うことを聞かないという事態を招きます。
また、ED治療薬の効果で首尾よく勃起しても、副作用による精子への影響を考えると行為に没頭できないという悩みを抱える患者さんもいます。今回は子作りをめぐるED治療薬の役割を考えてみましょう。
子作りのためのプレッシャーが引き金に
男性機能はとてもデリケート。子作りのプレッシャーで「排卵日ED」になることも…。 |
過度の緊張や夫婦関係のズレ、失敗の記憶、ストレスなどを原因とする「心因性(機能性)ED」、高血圧や糖尿病、男性ホルモンの低下、老化、前立腺手術の影響などを原因とする「器質性ED」、そして、それらが絡み合う「混合型ED」です。
子作りのためのプレッシャーによるEDは心因性によるもので、ガイドのクリニックでは「排卵日ED」と呼んでいます。
ガイドのクリニックには「普段はなんでもないのに、カレンダーに排卵日の印が付けてあって、その日に頑張ろうとすると勃たなくなる」という相談が寄せられることがあります。「排卵日ED」と呼ぶゆえんです。何とか妊娠を成功させたいという気持ちからプレッシャーがかかり、まさに、排卵日になると萎えてしまうという構造です。
子作りにも有効なED治療薬
排卵日の性行為に限って勃起しないというケースは決して珍しいことではありません。なんとかして子どもを作らなければという強いプレッシャーが作用しているのです。
これはED治療薬で解決します。胎児にも影響ありません。ガイドのクリニックにも、ED治療薬で出産に成功し、さらに2人目が欲しいと来院される方もいらっしゃいます。
また、子作りに対するプレッシャーとは逆に、妊娠を恐れるあまり、排卵日の前後には勃起できないというケースもあります。適切な避妊法を施せばよいのですが“自然のつながり”を大切にしたいと考える方には不安のほうが先に立ってしまうようです。
こんな場合にもED治療薬は有効です。どうしても勃起させなければならないというあせりやパートナーからのプレッシャーが妨げになる心因性EDには特に効果を発揮します。