自覚が難しい緑内障の初期症状

緑内障の視界
中心視野はクリアなので、周辺視野がかけても気づきにくいのが特徴です
緑内障は、初期の頃は全く無症状で、中期になって初めて視野が狭くなったことを自覚される患者さんがほとんどです。末期になると中心部しか見えなくなります。

緑内障での視野障害は、最初の頃はもちろん、経験的には視野の4分の1ぐらい欠損している状態でも全く気づかない人がほとんどです。さすがに半分欠損すると気づかれるようですが、なぜ視界が欠損しているのに気づかない人が多いのでしょうか? 理由は、

・視野欠損は急にではなくて徐々に進行するから
・人間は周辺視野ではなく、中心視野ばかり使っているから
・視野がいきなり欠けるわけではなくて、最初の頃は将来欠ける部分の感度が弱くなっているだけで、見えてはいるから
・人間は普段両眼で見ているので、片眼の視野が欠けても、もう一方の目である程度補えるから
・視力と違って視野の広さは普段自覚しているわけではないので、たとえ欠けても、それが欠けているのかどうかすら判定のしようがないから

などが考えられます。よって、発見には眼科での視野検査が非常に大切ということになります。

初期症状を見逃さない早期発見の方法は?

残念ながら、もし自覚症状が出たら、ある程度進行している場合が多いです。自覚症状を感じて来院される患者さんは、
「視界が欠けている感じがするので調べてください」
「何か見づらいんです」
とおっしゃいます。

「どうやって気がつきましたか?」と聞くと、大体「なんとなく……」という答えが返ってきます。

「自分で検査をする方法はありませんか?」
と聞かれることがありますが、人間は視野の4分の1が欠けても気づかないぐらい視野に関しては鈍感ですので、
「かなり進行するまでは、自分の自覚症状で緑内障の有無をチェックするのは無理」とお答えしておきます。

新聞の中心付近の文字を見て、まわりに見えない部分がないかどうかで確認するのもひとつの方法ですが、それで大丈夫だからといって緑内障がないということは全くありませんので、気になる方は眼科で検査を受けられることをお勧めします。通常、3割負担で5000円程度です。

続いては、緑内障の治療・手術法・手術費用 について理解しましょう。


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