体重70kgでも、缶ビール1缶の分解には2時間必要

乾杯だけで終わりにしましょう!

「1杯だけなら大丈夫」は禁物! 車を運転したいなら、乾杯だけで終わりにしましょう

お酒に強いか弱いかはアルコールの分解産物のアセトアルデヒドの分解が関係しています。しかし実際に酒気帯びではないかを計るためのアルコール分解量は、お酒に対する強さと直接的には関係ありません。お酒の強さではなく、体重に比例します。

アルコールの分解スピードには個人差がありますが、少なく見積もると体重1kgに対して、「1時間に0.1g」分解されることになります。つまり体重70kgの人でも、1時間に分解できるアルコールは7g。缶ビール1缶分のアルコールを分解するには2時間かかる計算になります(計算式は後述)。

どれくらい時間を空ければ酒気帯び運転にならないのか、アルコールの分解スピードについて以下でわかりやすく解説しましょう。
 

アルコールの「血中濃度」とは

アルコールの血中濃度は、水が入ったグラスにアルコールを注いだときの濃度と同じ考えで計算します。飲酒した場合、アルコールの大部分は小腸から吸収されます。小腸から一度肝臓を通って、肝臓で分解されたなかった分が血中へ流れて行き、その後肝臓で少しずつ分解されていきます。アルコール血中濃度は吸収しながら分解するとして計算します。

体重が多い人の方がアルコールを溶かすもともとの血液が多いので、血中濃度が小さくなるのは確か。といっても、体重が50kgの人が飲酒した時に50Lの水にアルコールが溶け込む計算にはなりません。アルコール飲料の度数は%で表し、アルコールの体積/飲料の体積で計算します。一方、酒気帯び運転で用いるアルコールの血中濃度は「アルコールの重さ/血液量」で計算します。そのために計算にはアルコールの比重が必要です。簡単な計算式を見ただけで頭が痛くなる方もいるかとは思いますが、残念ながら全く計算式無しでは説明できません。