睡眠/睡眠のしくみ・快眠度チェックリスト

2度寝もOK? つらい時は寝逃げが有効!

うつ病の主な症状の1つは不眠であり、また不眠はうつ症状を悪くする要因でもあります。うつと不眠の負のスパイラルから抜け出す方法は、あるのでしょうか? 答えは意外にも、「睡眠」そのものに隠されていました!

坪田 聡

坪田 聡

医師 / 睡眠 ガイド

日本医師会、日本睡眠学会所属。ビジネス・コーチと医師という2つの仕事を活かし、行動計画と医学・生理学の両面から、あなたの睡眠の質の向上に役立つ情報をお届けします。快眠グッズや気になる研究発表など、睡眠に関連する最新情報も豊富にご紹介します。

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ストレスが多い環境にいると、次第に心のパワーが消耗してきます。そのまま うつ状態 に陥ってしまう前に、ココロの健康を守る具体的な方法をご紹介しましょう。


現実からちょっと逃げちゃえ!

寝逃げ
ストレスには、ファイト・オア・フライトで対処しましょう
どこか遠いところへ行きたいなあ……

辛いことが重なって気持ちが落ち込んでくると、何とかして現実から逃げ出したくなります。でも、遠くへ行くにはお金もかかるし、逃げたらその後がさらに大変です。

そんなときにすぐ逃げ込めるのが、布団の中。眠ることによって、現実から逃避する方法を 寝逃げ といいます。これは良い表現ですね。

寝逃げには、悩み事で一杯になった脳を、眠ることでしばらく休ませてリセットする働きがあります。また、時間が解決してくれる問題もありますから、「果報は寝て待て」の実践にもなります。

実際、寝逃げすると、眠る前より気持ちが落ち着いていることを、実感できることが多いようです。

とはいえ、辛いときには寝つきが悪くなりがちです。できるだけ寝室の環境を整えて、グッスリ眠りましょう。

寝室の温度は冬なら15~20℃くらい、湿度は50~60%が理想的です。照明はなるべく暗くして、暗闇が不安なら、豆電球のフットライトを使いましょう。騒音が気になるときは、好きな音楽でリラックスできるものを静かに流してみてください。


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