睡眠/睡眠のしくみ・快眠度チェックリスト

5分間の二度寝が1日を幸せにする(2ページ目)

目覚まし時計が1個じゃ足りない! 何度アラームが鳴っても起きられない人に、耳寄りな話です。実は、二度寝にも良いことがいっぱい。積極的に二度寝を楽しんで、幸せな1日を始めませんか?

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

二度寝の達人になるには?

快い目覚め
良い二度寝をするためには、眠ることだけでなく、目覚め方も大切です
もっと二度寝を楽しむための方法と、二度寝からスッキリ目覚めるためのアイデアをご紹介します。

■ 明るさ
スッキリ目覚めなければ、せっかくの二度寝の幸福感が失われてしまいます。手軽でしかも強力に目を覚まさせてくれるのは、光です。

一度、目が覚めたら二度寝する前に、カーテンやブラインドを開けたり、リモコンで照明をつけたりして、光が目に当たるようにしておきましょう。

■ 目覚ましボイス
グッスリ眠っている人に、その人の名前を呼びかけると、急に目覚めることがあります。深い睡眠中には、外界からの情報の多くが遮断されていますが、特定の言葉だけは脳にまで届くからです。この原理を利用して、録音機能がついた目覚まし時計に、自分の名前を吹き込んでおいて、本当に起きたい時刻にアラームとして再生してみましょう。

■ 温度と湿度
寝床の中は最適の環境でも、室温が低いと布団から出たくなくなります。寒いからといって、いつまでも布団の中でグズグズしていては、時間の無駄遣いです。眠る前に暖房器具のタイマーをセットして、冬であれば朝の室温が、15~20度位になるようにしてみましょう。

■ 寝過ぎない
長い時間、二度寝していると、逆に体がだるくなってしまうことがあります。これは、質の悪い浅い睡眠が、必要以上に長く続くためです。また、平日の睡眠不足を取り戻そうとして、週末にいつもより起きるのが2時間以上遅いと、ブルーマンデーの原因になります。

■ 後悔しない
朝は、新しい1日の始まりです。できるなら、気分よくスタートしたいものです。せっかく二度寝の幸福感に浸ることができたのですから、「 あ~あ、また二度寝しちゃった 」 などと否定的にとらえずに、「 ラッキー! 得したね 」 と前向きに考えましょう。


もともと私は、「 昼寝の文化を日本で広めたい 」 と思ってガイドになったのですが、これからは、二度寝を楽しむ人が増えてくれることも願っています。
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで睡眠グッズをチェック!楽天市場で睡眠用品をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます