マイクロスリープのメリット
眠たい会議は、マイクロスリープで乗り切りましょう! |
マイクロスリープは微小睡眠とも言われるもので、本人は起きているつもりでも、数秒から10秒間ほど睡眠状態に陥ります。
ナルコレプシーなどの過眠症の症状の1つとしても出現することもありますが、健康な人でも睡眠不足がひどくなると起こることがあります。
起きている時間が長くなると、脳に睡眠物質が溜まってきます。これが脳を休ませる=眠らせようとしますが、起きていようという意識が強いと、すぐには眠り込みません。
ところが睡眠不足が高じてくると、休ませなければ脳が壊れてしまう限界に来ます。そこで脳は優先順位をつけて、重要性の低い部分から機能を低下させていきます。さらに睡眠不足がひどくなると、脳全体を短時間だけ休ませる戦略をとります。これが、マイクロスリープです。
眠るためには目を閉じる必要がある、とは限りません。睡眠時間が極度に不足していると、人に話しかけられても気が付かないことがあります。一瞬、意識が飛んだ状態になったこのときに、マイクロスリープが起こっているのです。
不眠記録に挑戦したガードナー君も、早朝などに眠気がとても強くなったとき、ほんの短い間だけ目を閉じていると、眠気が減って頭がクリアになりました。おそらくこの時に、マイクロスリープが起こっていたと考えられています。
昼寝は夜間の睡眠を補うものとして、最近では睡眠の専門家も勧めています。マイクロスリープも超短時間の昼寝と考えると、睡眠の質を向上する新しいスキルになりそうです。
どうしても眠気を覚ましたいときには、意識的にマイクロスリープをとってみてはどうでしょうか? 特別な準備もなく、数秒間で眠気が軽くなれば、うれしいですよね。
また、意識してマイクロスリープを活用すれば、トータルの睡眠時間を短縮することもできそうです。