睡眠/気持ちよく起きる方法・自己覚醒法

目覚めスッキリ!フケない人の朝時間活用法(2ページ目)

朝時間を利用して若返りましょう! スッキリ目覚めて、身もココロも若々しくなれるような習慣をご提案します。アンチエイジングからリバースエイジングを目指して、良い意味での年齢不詳になって下さい!

坪田 聡

執筆者:坪田 聡

医師 / 睡眠ガイド

姿美人は、布団の中のストレッチングから

「痛みと歪みを治す健康ストレッチ」
自分ができる範囲で、痛みのセルフケアを行いましょう
朝、首や腰が痛くて目が覚めることはありませんか? ヒトが2本足で立って歩くようになってから、首や腰の痛みが始まったといわれていますが、こんなことで新しい1日を台無しにしたくないですね。

そんなときには、起き上がる前に、布団の中でストレッチングすることをお勧めします。

まずは、首から。前後左右と右回り・左回りの6方向に、首を動くだけ動かします。このとき、速くやると痛みが出やすいので、ゆっくりと大きく動かしてください。そして、痛気持ちよい程度まで動かしたら、そこで5~10秒間、止めておきます。

腰は、仰向けの状態で、左脚→右脚→両脚の順に、太ももを胸にくっつける気持ちで、膝を抱え込みます。このとき、腰から骨盤が床に付くように、腰を後ろに突き出す気持ちで行うと効果的です。

次に、上半身は仰向けのまま、股関節と膝を90度曲げて、腰から下を左に、そして右に大きくひねりましょう。関節が鳴ることもありますが、痛くなければ気にしなくて良いです。腰のストレッチングも、それぞれ5~10秒間ずつ行います。

体が痛いと、どうしても姿勢が悪くなりがちです。朝一番のストレッチングで痛みを解消・予防して、格好良い姿美人になりましょう!

アイソメトリックスで、たるみを引き締める

お腹のたるみ
低血圧で朝に弱い人には、特にお勧めです。
上腕の後ろ側のお肉はたるんでいませんか? また、お腹に余分な脂肪はついていませんか? ここでは、ストレッチングに続けて、布団の中でできるスタイル改良エクササイズを、紹介します。

上腕の後ろには「上腕二頭筋」という、肘を伸ばす筋肉があります。上腕のたるみをとるためには、この筋肉を鍛える必要があります。

そこでまず、左手首を右手で握ります。その形で左肘を力いっぱい伸ばそうとし、一方、右手は左肘を伸ばさせないように邪魔をします。そして両手の力が釣り合った状態で、5~10秒間がんばります。

次にお腹のたるみです。腹筋を鍛えるとこのたるみが減りますが、あなたは腹筋運動を何回できますか? 特に女性で普段、ほとんど運動していないと、いわゆる腹筋ができない人がいます。そんな人も、ご安心ください。

まず、仰向けの状態で、両膝を直角に曲げます。そして、おへそを覗き込むようにして、背中が床から浮き上がるように頑張りましょう。できれば5~10秒間、この状態を保ちます。回数は10回を目標に、できる回数から始めて、無理せずに少しずつ増やしていきましょう。

通常、アイソメトリックスは、ゆっくりと呼吸しながら行います。それは運動によって、血圧が上がることがあるからです。でも、このことを上手く利用すると、低血圧で起きられない人がスムーズに起きられるかもしれません。個人差がありますから、血圧を計りながら自分に合ったやり方を見つけてください。

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