青・赤それぞれのメリットは?
赤ジソは、6.7月だけ出回ります。ジュースを作って夏の間楽しんでみては?
赤ジソと青ジソと比べると、青ジソ はβ-カロテンが豊富で、野菜の中でもトップクラス。一方赤ジソは、青じそと比べてβ-カロテンは少ないですが、他の栄養素はほぼ同様に含まれてお り、紅紫の色素成分は抗酸化作用が強いアントシアン系色素です。
ただし、栄養価が高いと言っても、100g中の含有量で、シソを100g食べることは現実的に難しいことです。また研究で用いられるのは濃縮されたエキス等によるものですから、あまり過大な期待はせずに、鬱々とした夏の食卓に、シソの爽やかな風味をうまく使いながら、おいしくその恵みをいただき日々の食事を楽しみましょう。
シソの楽しみ方
香りの成分は、刻むとさらに香りがたちますから、細かく刻んでいろいろな料理の薬味に使いましょう。β-カロテンは、油脂と合わせると吸収がよくなります。揚げ物の衣に混ぜてもよいですね。また今の時期には、赤ジソジュースを仕込んで、夏場に楽しむのもおすすめです。ホームメイドのガイドさんが、赤ジソジュースのレシピをご紹介しています。ただし、加熱すると香りの成分は減ってしまいますが、夏の間爽やかな風味が楽しめます。
赤ジソジュースの作り方(ホームメイド)
私は、甘味の強いシソジュースが苦手なので、糖分は控えめに作っておき、飲む時に柑橘類の果汁を搾って、さっぱりいただくのが気に入っています。ぜひお試しを。
参考/
ロズマリン酸(食と健康)
シソの実エキス(オリザ油化株式会社)
五訂増補 食品成分表(女子栄養大学)
80のスパイス辞典(ジャーナル社)
その他