雑穀の食べ方は、「ごはんに混ぜて炊く」のが主流
雑穀の使い方、ごはんに混ぜるだけになっていませんか?
今では雑穀エキスパートなどの資格が誕生するほど広く知られるようにはなりましたが、その使い方は、「主食の米に混ぜて炊く」というのが主流で、固定的な印象があります。
雑穀と一言で言っても、アワ、ヒエ、キビ、キヌア、ハトムギなどなど。雑穀は種類が多く、それぞれに個性があります。麦が多すぎるとパラパラして食べ難くなったり、ブレンドしたくてもどれくらいの配合ですればよいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
またマクロビオティックやベシタリアンなどの健康食などでは、もっと幅広い使い方もしていますが、こうした健康食を実践するのはちょっと敷居が高いと感じる人もいます。
「coku*mi」シリーズ
「豆腐と雑穀のハンバーグ」
「coku*mi」シリーズは、馴染みのあるハンバーグやミートソース、ドレッシングソースなど。料理のレシピと、必要な分量の雑穀が用意されています。「coku*mi」シリーズを販売されている岡常商事株式会社(以下、岡常商事と表示)に開発意図や使い方についてお話を伺いました。
雑穀でおかずを提案
岡常商事は、明治13年の創業で130周年を迎えた老舗。創業以来、砂糖や穀類、雑穀、乾物食品の販売・加工に携わり、日本人の食に深く携わってきました。日本人が代々伝え続けてきた日本ならではの食材を、現代の食スタイルに合った食べ方やレシピの提案などを通じて、「今」に定着させることが企業の使命であると考え、その一環として雑穀商品を開発することになりました。開発当時の雑穀は「白米に混ぜて炊くもの」、というイメージがありましたが、その一方で主婦が「健康に良い」ものを取り入れようとしても、夫や子どもは「白いご飯のほうがいい!」という家庭が多いという情報が多々ありました。そこで「おかずに雑穀を使う」というテーマで、「coku*mi」シリーズを開発されました。