何重にも行われる品質検査
パックハウスでは、害虫検査や品質検査が行われ、箱詰めされます。
パックハウスの中では、商品としてキウイフルーツを検査するだけでなく、内部で検査内容についてもをチェックされます。例えば、箱詰めされたものを抜き打ちでチェックし、規格外のものが基準値以上に入ったパレットがあれば(果樹園ごと箱詰めされたケース全て)は、一から検査のやり直しが命じられます。
ちなみにニュージーランドの人は、大きさの違いや形のよしあし等にはこだわりがないので、日本では規格外品になるものでも食べて問題ないものは、ニュージーランド向けとして販売されます。
バーコードを基に、生産履歴が確認できます。
さらに輸出されるキウイフルーツは、港で船に積み込まれる前に、ニュージーランド政府の検査を受け、合格したキウイフルーツには、植物検疫証明書が発行されて輸出が認められます。
船内では、果肉温度0℃になるように温度管理された保冷船で日本に向けて出航します。グリーンキウイは、2週間ほど追熟させることで食べ頃になりますが、日本まではちょうど船で2週間かかり、船の中でおいしくなってきます。
日本に到着すると、病害虫の検査や残留農薬などの食品衛生検査などの検査が行われます。そして、港の保冷庫では、キウイフルーツの状態や国内での流通経路に合わせて、追熟加工が行われます。数日間で食べられるように、食べ頃に調整したキウイフルーツが店頭に並びます。