生き物を商品化することの難しさ
少し羽が生え始めたヒヨコたち。 |
生後1週間程度のかわいいヒヨコも拝見しました。ヒヨコは、すでに羽が生え始めていますが、かわいらしいく、他の品種と比べて足が長いのが特徴。いつかはこのヒヨコも、私たちがいただくんですね。
ヒヨコは、だいたい摂氏30度の温度を維持したところで育てなければならないので、夏は扇風機、それ以外の時期はストーブが欠かせないそうです。寒さに弱いヒヨコに対して、成熟した鶏は熱さに弱く、近年の夏の暑さが厳しく長いことは健康管理をする上ではたいへんなことだそうです。
養鶏家の生活を圧迫する飼料の費用
地鶏は、ゲージではなく、のびのび動けるように育てられています。 |
養鶏家の方だけではありませんが、私たちの命をつなぐために必要不可欠な食べ物の作り手である生産者の方が続けられない、またその労苦が報われないような日本社会ってなんなんだろうと考えさせられました。
私たち日本人の多くは、食べすぎや偏った食べ方から肥満の傾向がみられ、生活習慣病の原因の一つとなっていますが、一方で食べられないまま捨てられる生ゴミも問題になっています。信頼できる生産者がよいものを作ってくれるなら、もう少し価格があがっても、よいものを少しだけ、むだにしないようにいただくことになり、それは食べ過ぎを控えて健康を維持することにもなるのではないかと思います。