アメリカでミツバチが大量に行方不明に?
古くから民間療法などで活用されてきたハチミツ。 |
アメリカではアーモンドなど、農作物の3分の1が、ミツバチによる受粉に依存しているため、ミツバチがいなくなる現象は、生産者にとって大打撃になっているのです。
これまで病害虫などでミツバチが大量死した被害はありましたが、今回の現象の不思議は、帰巣能力が高いミツバチが突然どこかへ行ってしまうことで、死骸がミツバチの行動圏で発見できないため、帰巣できないのか死んだのかも分らないのです。
原因として、ミツバチの免疫機能の低下や、寄生虫のダニ、農薬、遺伝子組み換え作物、ストレス、地球の温暖化などが複合しているのではないか言われていますが、今のところは不明なので対応もできません。
他にも果物や野菜などさまざまな食べ物の栽培は、ミツバチに異存していものがあります。自然というのは、目に見えない部分で深く繋がっているのですね。地球上あるものに無駄な命はないといいますから、小さな虫たちの存在とその働きに感謝したいものです。
日本でも、東京の真ん中である銀座で養蜂が行われています。ご存知でしたか?
蜂の生態も含めて、詳しく知りたい方は、こちらの記事人と街、自然をつなぐ銀座産ハチミツをご覧ください。
参考
・食べるクスリ(ハルキ文庫)
・東方栄養新書(メディカルユニコーン)
・食べ物栄養事典(日本分芸社)
・「医者いらずの」食べ物事典(PHPエル出版)
・「健康食品」の安全性・有効性
・米国蜂蜜協会
・はちみつの国際規格(社団法人 日本養蜂はちみつ協会)