介護施設・老人ホーム/介護施設・老人ホームの選び方・費用

老人ホームの種類と入居相場が知りたい!(2ページ目)

介護の方法の中から、老人ホームという選択肢を考えているみなさんに、老人ホームの種類、各ホームの活用方法、利用するに当たっての注意点、利用料金の相場について解説させていただきます。

執筆者:西川 敦子

軽度介護サービスを受けられる施設

ゆったり生活
ケアハウスは、「まだまだ、体も大丈夫。」と思っているうちから探したほうがいいでしょう。
■ケアハウス
比較的低価格で入居できる、自立した高齢者の方を対象としたホームです。自立されている方が対象となるため、介護が必要となると退居する必要があります。

・活用方法
今はまだ元気だが、一人で自宅で生活するのは不安で、子供との同居が難しい、子供に迷惑をかけたくないといという際に利用できるホームです。

・注意点
上述したとおり、自立した高齢者が対象となるため、介護保険サービスを利用する際にも自身で契約を行える状態でなければ退居を迫られることがあります。退居条件はホームによって異なるため、入居前にしっかり確認したうえで入居を検討する必要があるでしょう。また、絶対数が少ないため、ケアハウスを入居希望される方は早めにホーム探しをした方がよいでしょう。

・利用金額の相場
入居金:0~数百万円
月額利用料:10~20万円



■高齢者住宅
主に民間企業が運営しており、高齢者向けに建物の構造がバリアフリー対応している集合住宅です。介護サービスは併設されている訪問介護サービス事業所から提供されます。軽度の介護が必要な方向けのホームです。

・活用方法
今はまだ重度介護が必要ではなく、自分の身の回りのことができるので、老人ホームに入居するほど重度ではない。でも一人暮らしをするには広過ぎる段差ばかりの自宅を完全バリアフリーにするより、何かあった際に誰かが駆けつけてくれる、バリアフリーの住宅へ引っ越すといった利用ができるタイプのホームです。

・注意点
こちらのタイプのホームも、入居後どのような状態になったら退居となるのかの確認が必要です。また、高齢者住宅であっても重度介護者を入居対象としているホームもありますので、見学前に平均介護度などを質問して無駄足を防いでおくことが必要でしょう。

・利用金額の相場
入居金:敷金・礼金程度
月額利用料:15~25万円




次のページでは重度介護サービスを受けられる施設をお伝えします。
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