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トクホも一つの選択肢! 便秘薬の選び方(2ページ目)

女性の悩みは、頭痛・生理痛や冷え性など色々ありますが、便秘もその一つ。今回は、便秘薬の概要をご紹介します。

三上 彰貴子

執筆者:三上 彰貴子

薬剤師 / 薬ガイド

便秘薬の種類

現在市販されている便秘薬には、大きく分けて以下のようなものがあります。

・整腸薬(ビフィズス菌などの善玉菌が含まれている薬)
急な効果は見られませんが、腸内の善玉菌を増やすなどの働きで腸内環境を整えます。ストレスで、腸内環境のバランスが崩れることがありますので、整腸効果を目的として選択してみてください。

・刺激性下剤(センナ、センノシド、ダイオウ、アロエなど、生薬成分が含まれている薬)
大腸の粘膜の副交感神経を刺激して、腸の動き(蠕動運動:ぜんどううんどう)を促進させます。
また、成分によっては、便の水分を腸に吸収させないようにする作用もあるため、水分が比較的多い便になります(過剰ですと下痢になることがあります)。

・塩類下剤(○○マグネシウム、○○ナトリウムという成分が含まれている薬)
この成分は、腸に吸収されにくいため、便の水分量が増えたり、便自体の量も増えることで、腸を刺激して腸の動きを促進する作用があります。

※以前、ニガリで便がゆるくなるという報告がありましたが、にがりに含まれている塩類(マグネシウム)がこの働きをするためです。

・膨潤(ぼうじゅん)下剤
(カルボキシメチルセルロースナトリウム、ジオクチルソジウムサクシネート、プランタゴ・オバタなどが含まれている薬)
この成分自体が水分を吸収し、便が柔らかくなる作用があります。また、便の量が増えることで、腸が刺激され腸の運動を促進する働きがあります。

この薬は、成分が水を吸収する性質があります。そのため、沢山の水と一緒に服用してくださいね。水分が足りないと、食道や腸の水分を吸い取ったり、くっついてしまうことがあります。

・その他
その他にも、即効性のある浣腸のような薬もあります。これは、グリセリンやソルビトールという腸を刺激して運動を促進させたり、腸内の水分量を増やして便をやわらかくする成分が入っています。


上記のようにいろいろな種類の薬があります。症状を伝えて薬局の薬剤師にご相談ください。

なお、便秘薬の量が増えたり、急に便秘になったなど、おかしいなと感じた場合は、医療機関を受診するようにしてくださいね。


*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の薬局での会話をもとに構成したものです。相談が必要な方は、医師や薬剤師に実際にお聞きください。

【関連リンク先】複数の病院を受診するとき(薬の重複)(All About記事)
病院に行く時間がない!長期処方について(All About記事)
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