熱中症になりやすい要因
熱中症対策には室温を下げること。でもエアコンが苦手という人も |
- 気温・室温が高い
- 水分不足
- 湿気が高い
それから、汗をかかなくなるほど脱水になってしまうと、更に熱中症を起こしやすくなります。特に年配の方の中には、のどの渇きに気がつきにくい方もいらっしゃいます。予防するためにはこまめな水分補給が大切ですから、ある程度、水分補給をする時間を決めておくとよいかもしれません。少なくとも寝る直前にコップ1杯は水を飲むようにして、熱帯夜に目が覚めたときに備えて、枕元にポットを置いておくと便利です。
不快指数を下げること
いわゆる不快指数を下げることが熱中症の予防につながります。不快指数、つまり人間が環境の快適さを判断するのに、温度・湿度・空気の流れ、この3つがあります。快適な室温は28℃が目安になりますが(その理由は「医者泣かせの難病?! 夏風邪対策」2ページ目のクールビズ・熱帯夜の対策も参照してください)、同じ温度であっても、湿気が高いと汗が蒸発しにくくなります。当然、気化熱の作用がなくなりますから、結果として体に熱が蓄えられてしまいます。エアコンが苦手な人の場合、ドライモードを使うか、あるいは除湿機で部屋の湿気を少しでも抑えたほうがよいでしょう。
次のページでは、空気の流れ(トイレと入浴時の対策)をご紹介します。