アトピー性皮膚炎/アトピー性皮膚炎の症状・原因・検査法

ニュース! アトピー発症の原因?(2ページ目)

アトピー発症の原因が「洗濯機のカビ」にあるかもしれないというニュースが、最近の報道でありました。そのカビをとりのぞくには?

執筆者:中村 曜子

カビの予防対策!
では、カビを少しでも防ぐのにはどうしたら良いのでしょうか?

1.洗濯が終わったら、フタを開けておきましょう。

フタを閉めたままにしておくと、中が湿ったままになり、カビの宝庫となってしまいます。
洗濯槽についている水滴は拭き取っておくと効果的です。ゴミくずフィルターは、洗濯が終わったら、取り外して乾燥させます。

2.5ヶ月に1度は洗濯槽のそうじをしましょう。専用の漂白剤、お酢などで洗濯機を洗いましょう。

現在洗濯機専用の漂白剤が販売されています。時間がかなりかかってしまいますが、たまには必要ですね。お酢だけでも十分きれいになります。
家族の多い家庭は、カビも多くなりますので、頻繁なお手入れが必要となります。
洗濯槽の黒ずみをよくみると思いますが、これは、洗剤が溶け残ったところに黒カビやバクテリアが繁殖したものです。
カビは洗濯槽の裏で増加して、洗濯の際の水の流れによって、カビの胞子を出し続けています。そして、その胞子が衣類に付着します。

3.カビは熱に弱いので、約40度以上の熱湯を洗濯機に入れましょう。

水温35度でカビの生存率が低くなるとされています。40度でほとんどゼロに近くなります。

4.風通しの良い場所に洗濯機を置きましょう。

マンションだったり、その設計に関してはうまくいかないこともありますが、なるべく風通しの良いところにおいて、洗濯機を乾かすようにしましょう。
そして、特に夏場は洗濯機のおいてある場所を湿気から守るようにした方が良いでしょう。

5.衣類を入れたままで放置しておかないで、洗濯が終わったらすぐに干すようにしましょう。

中に湿ったままのものを置いておいて、良いはずがありません。衣類までカビをはやさないようにしましょうね。 

6.風呂の残り湯を使用するより、普通の水道水を使用しましょう。

最近の洗濯機には風呂の残り湯を使用できるように、ポンプが内蔵されていますが、カビの付着は、残り湯を使用しない方が、衣類への付着が防げるようです。


・・・など、今のところ以上のような予防対策がありますが、完全にはカビを除くことはできません。


◇自分で予防◇
こうしてみると、アトピーはやはり自分で予防することによって改善していく病気であることがわかります。そして、奇妙なわけのわからない病気とされていますが、研究も日々進化しています。もしかして、アトピー患者の長期化が無くなるのもそう遠いことではないかもしれませんね。



★文中でご紹介したリンク
洗濯機のカビ(修理工房Dr.エジソンのページ)
カビの予防対策(ちっちゃいちえぶくろ)
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