食後や休憩時間のコーヒーは、ほっとするものです。今回はコーヒーとアレルギーについて説明します。

コーヒーができるまで

コーヒー豆を焙煎すると、よく店で売られている茶色の豆になります
熱帯性の低木であるコーヒーの木。ここから収穫した果肉を洗浄し、種を乾燥、選別、焙煎し、配合・粉砕されたものが、レギュラーコーヒー。配合・粉砕されたものから一旦液体を抽出し、再度乾燥したものがインスタントコーヒーです。

コーヒーの成分

■生豆:半分以上が糖類。ここに脂質とタンパク質が含まれています。それ以外に
  • ポリフェノール 5.5~8%
  • カフェイン    0.9~1.2%

■焙煎豆:糖類の割合が少なめ。それ以外に
  • ポリフェノール 1.2~1.3%
  • カフェイン    ~1%

ポリフェノールは、酸化を抑える物質で、がんや糖尿病、動脈硬化などの予防に有効であると報告されています。コーヒーに含まれるポリフェノールは、クロロゲン酸です。クロロゲン酸によって活性酸素を抑えることで、免疫調整作用があります。

コーヒー1杯(約140 cc)には約300 mgのポリフェノールが含まれ、これは赤ワインと同程度、お茶の約2倍に相当します。

カフェインは、胃酸分泌を促したり、眠気覚ましや尿の排出を促す利尿効果があります。「自律神経の働きを高める」 「集中力を高め作業能力を向上させる」 「運動能力を向上させる」などの効果もあります。
コーヒー1杯(約150 cc)には約60mg含まれています。

また、コーヒーに含まれるマンノオリゴ糖は、ビフィズス菌を適正に増やして腸内環境を良好に保つ効果があるといわれています。ビフィズス菌などの乳酸菌が増えることで、アレルギーへの効果も可能性があります。

喘息に効くコーヒー

コーヒーが喘息に効くと報告がいくつかあります。
コーヒーに含まれるカフェインは、気管支を拡張させる作用があります。気管支喘息で使用されるテオフィリンは、カフェインと非常に似ています。

なんと、1859年にイギリスで、朝食時に濃いコーヒーを2杯のむことで、喘息患者の症状が改善したと報告されています(Salter先生らの報告 1859)。

コーヒーが喘息の危険率を下げると言う報告があります。1983年に実施したイタリア人約9万人を対象にした調査で、コーヒーを1日3杯以上飲む人は、全く飲まない人比べて、喘息になるリスクが28%低くなるという報告です(Pagano先生らの報告 1988)。

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