糖尿病/糖尿病食の注意点・注意すべき食品

玉子は糖尿病に良くないってホント?(2ページ目)

卵黄の高コレステロールは糖尿病にとって悩ましい問題ですね。控えめになら食べてよいのか、我慢すべきか……。

執筆者:河合 勝幸

食品のコレステロールについて知っておくこと

玉子は良いのか悪いのか、以下で最低限覚えておきたい情報をご紹介しましょう。

  • コレステロールは動物のからだを構成する大切な脂肪ですから、動物性食品に含まれていて、植物性食品にはありません。
     
  • 植物オイルから作ったマーガリンに「ノン・コレステロール」と書いてあります。たしかにそうなんですが、マーガリンに含まれる飽和脂肪酸やトランス脂肪が体内でのコレステロール合成を促進して血液中のコレステロールを高めてしまいます。賢い消費者になるように。
     
  • 卵黄にコレステロールがあります。1個の卵白には4gのタンパク質があって、脂肪ゼロ、コレステロール・ゼロです。
    オムレツやスクランブルエッグを作るときは、卵黄1個に卵白2~3個の割合がお薦めです。
     
  • 食事のガイドラインは一般論なんです。
    高コレステロール食品を取っても血清コレステロール値が上がる人もいれば、玉子1個ぐらいでは変化のない人もいます。
    血液検査の時に2~3ヵ月に1度はコレステロールも調べてもらいましょう。1日1個の玉子の影響が、さぁどう出るでしょうか。
     
  • 卵黄は確かに高コレステロールですが、他の食品も知っておくこと。レバーやキドニーなどの内臓(モツ)も高コレステロールです。日本人には仔牛や羊の脳を食べる習慣はありませんが、脳はとてもコレステロールが多いところです。神経を被膜してるミエリン(電気の絶縁体として作用する)には脂質のコレステロールがたくさん含まれています。いろいろなところで必要だから、全ての卵が高コレステロールなんでしょうね。
    エビ、カニ、イカにもコレステロールがあります。エビ100g強で玉子1個分ですよ。
     
  • オリーブ、キャノーラ、コーン、サフラワーのようなコレステロール値を下げるオイルは高コレステロール食品の影響を帳消しにすることが報告されています。
     
  • あまり神経質にならないように。1度の食事、1日の食事、1週間の食事ぐらいでは血液中のコレステロールにたいした変化はありません。生活習慣が大切です。モツ焼き大好き人間ではどうしても高コレステロール血症になりかねません。
    玉子のような単品にこだわるより、まずコレステロールを高める飽和脂肪酸やトランス脂肪をへらすこと。そして太らないようにすることですね。

    もちろん、運動や高ファイバー食も心がけましょう。玉子(egg)はエクセレント(excellent)な食品ということでEgg-cellent(エッグセレント)と書いた見出しを見たことがあります。うまい造語ですね。

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