成田へダイレクトアクセス。価格的にも魅力
成田へのダイレクトアクセスで、フットワークがよくなる千葉ニュータウン。電線の埋設など計画的に整備された街並みも魅力だ。 |
しかし、地価の上昇傾向が顕著になる中、緑に溢れ整備された街でありながらリーズナブルな価格は、魅力的だと思います。
主要交通手段で、現在ニュータウンと都心を結ぶ北総公団線と2010年(予定)開業予定の成田高速鉄道で都心と千葉ニュータウン、成田空港が結ばれる計画が具体化されました。もともと備えていた、千葉ニュータウンの魅力と合わせ紹介していきます。
計画の変遷があった千葉ニュータウン
千葉ニュータウンは、1966年にスタートしました。船橋市、印西市、白井市、本埜村、印旛村の3市、2村にまたがる広大な地に、駅を核とした街づくりを行う全長約20kmにもわたる広大な街です。千葉ニュータウンの全体図。広範囲にわたり駅中心に開発されている。都心近接のゾーンから駅が開通。 |
用地買収がスムーズにいかなかったことや、バブルの崩壊などから、当初の街の完成予定から大幅に遅れ、計画も見直されました。現在は、計画開発面積1933ha、計画人口は15万3000人。平成18年1月1日時点の入居人口は81,106人となっています。もともと、成田と都心を結ぶ「住む」「働く」「学ぶ」「憩う」などの機能を備えることを目指した都市。計画人口は、時勢もあり縮小されてきましたが、自然環境に恵まれた地域に、人に配慮された街づくりは千葉ニュータウンの大きな魅力だと思います。
成田空港へダイレクトに結ばれ、アクセスがよくなるとともに、利用客も増えることが予想され、今後街本来の魅力が再度注目されると思います。
■参考サイト 千葉ニュータウン
駅によって異なる千葉ニュータウンの魅力
駅周辺にも緑や公園が多いのも千葉ニュータウンの特徴。写真は、印西牧の原駅周辺。 |
西白井、白井、小室といった国道16号線の内側のゾーンは、駅の開業年も古く、ニュータウンの中では都心との距離圏が近く街の成熟度が高いゾーンでしょう。千葉ニュータウン中央駅(1984年開業)は、千葉ニュータウンの中核ゾーン。印西牧の原(1994年開業)、印旛日本医大(2000年3月開業)などは、街開きも新しく、駅を降りても趣が大きく異なります。
次のページでは千葉ニュータウンの街の魅力や供給動向を紹介します。