さて、適量を守れば糖尿病者にもアルコールはご利益があるという研究がかなりあります。糖尿病のある人は心臓病のリスクがとても高いのですが、ハイリスクの人ほど適量のアルコールが有効というエビデンス(証拠)があります。ちょっとうれしいですね。
なんと2002年1月26日号のランセット(トップクラスの医学誌)には適量のアルコールは痴呆のリスクも下げるというありがたい『お告げ』が載っていました。
適量のアルコールは善玉コレステロールを増やす効果もあるし、心臓や血管にはプラスです。
しかし、アルコールは薬物ですから勧めるものではありません。トータルのご利益と、各自のリスクを秤(はかり)に掛ける、やはり『やっかいな問題』なのです。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※当サイトにおける医師・医療従事者等による情報の提供は、診断・治療行為ではありません。診断・治療を必要とする方は、適切な医療機関での受診をおすすめいたします。記事内容は執筆者個人の見解によるものであり、全ての方への有効性を保証するものではありません。当サイトで提供する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社、各ガイド、その他当社と契約した情報提供者は一切の責任を負いかねます。
免責事項
免責事項