今回の研究はアメリカの121,700人のナースが長年にわたって自分の食事やライフスタイル、病気などを定期的に報告している『ナースのヘルススタディ』からの分析で、1980年から1996年までのデータです。
糖尿病のあるナースが5,103人いたのですが、魚を多く食べる女性ほど心臓病や死亡率が低いことが明らかにされました。
魚と男性はどうでしょうか?
こちらにも耳寄りな話があります。前立腺ガンのリスクを減らしてくれるのです。これはスエーデンの研究ですが、動物性の飽和脂肪酸を減らして魚と全粉穀物、野菜主体の食事にすると前立腺ガンが減りました。今年(2003年)の始めに同じくハーバード大学からこの研究を支持するデータが発表されました。
魚を多く食べる男性と、めったに食べない男性を比べてみると44%もサカナ組の前立腺ガンが少なかったのです。
EPA、DHAには前立腺ガン細胞の生長を抑える作用があるのでは、と考えられています。
魚の恵みはよく分かりましたから、海洋汚染と乱獲から守らなくてはなりませんね。
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