ワンランク上の5つのコツ
6. インスリンの人は「15ルール」を守るインスリン治療では低血糖への準備が必要です。インスリン・ユニット、食物、活動量、経過時間、心理状態などが複雑に絡むからです。インスリンを使っている人は、低血糖時には日頃我慢している甘い物を食べる絶好のチャンスと考える人がいますが、これはお勧めできません。気分が回復するまでに必ず食べ過ぎてしまうからです。そうすると血糖の乱高下です。その結果は肥満です。
そこでお薦めなのが「15ルール」! 低血糖を感じたら吸収の速いブドウ糖などを15g取って15分待つこと。それでも血糖値が戻らなければ更に15gのブドウ糖を追加するのです。でも低血糖が頻繁に起るのなら、ケーキを用意するのではなくインスリンの調整が必要ですね。
7. レギュラーコーラやジュースだけは避ける
一番簡単、一番効果があるのはソフトドリンクをやめることです。液体でも糖分は糖分、血糖をドカンと上げます。これらは低血糖時のリカバリーに使いましょう。その場合も糖質15gに注意してくださいね。
8. 気持が緩んだら、自分で立ち直ろう
どうもうまくいかない!何を食べていいか分らない……。また薬を忘れた……。どんなときも自分を責めないこと。医療チームはあなたを叱るためにあるのではなく、あなたをサポートするためにあるのですから。
こんな難しい病気が一気に好転するわけがありません。小さな努力を積み重ねるしかないのです。家族、友人、医療チームから元気をもらいましょう。
9. ストレスを糧とする
人生は自分ではどうしようもないことに満ちています。人間関係、病気、お金、家族、職場、離別、失業……。でも自分で出来ることもたくさんありますね。自己血糖測定、ヘルシーな食事、エクササイズなど。
「あの上司の下で働くのは仕方がないけど、今日なにを食べるかは私の出来る事」なんです。
10.「知性と素直、自制そして勇気」
糖尿病の恩人、エリオット・ジョスリンの言葉です。糖尿病と付き合うには覚悟が必要なんです。そして「教育」です。学習が不可欠なんです。知識も薬もツールも、10年前と比べて驚く程進歩してますから。病院の糖尿病教室、参考書、インターネットetc いつも最新のトレンドに目を向けていましょう。
日本でもどこの国でも医療現場に最新知識が生かされるのは何年ものタイムラッグがあるからです。この病気は自主的に学ばなくては"もの"にならないのです。
ガイドの一言;
ジョスリンの言葉に「糖尿病は患者の性格を試す病気だ」というのがあります。他人の目なんか全く気にしない私は糖尿病に適性があるようですね(ん?)。家族はほとほと閉口してるようですが……。
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