塗り薬と飲み薬、どちらを選ぶべき?
冷え性にも効果の高い5本指ソックスで、蒸れない環境をつくりましょう |
- クリーム……べとつかずに使用しやすく、不要となった角質を除去しやすい
- 軟膏……クリームとほぼ同等ながら、湿った部位に用いることが多い
- 液剤……浸透力がありアルコールを含むと乾燥させやすい(ただし、炎症が強い部分に用いると刺激・痛みが悪化することも)
- ゲル剤……クリーム剤とほぼ変わりないが、べとつきが更に少ない
また、外用剤に対して内服治療も最近では増えてきています。外用剤だけで水虫を完治する例はほとんどないようですが、内服治療によって完治する例が増えています。以前は真菌の増殖を抑える程度の静菌作用を持った治療薬だけでしたが、殺菌作用を持ったテルビナフィン、イトラコナゾールという薬剤の登場によって治療法にも幅が出ました。
効果的な内服治療、その注意点は……?
水虫の治療には内服治療がより効果的ですが、まずその薬を使うことができるかどうかを判断する必要があります。例としてイトラコナゾールを用いるときの注意点を挙げると、以下のようなことがあります。- 肝臓や腎臓機能に大きな異常がないこと
- 持病の治療に使用している薬と併用できること
- 妊娠していないこと(授乳も避ける)
- 過去に同一成分の薬剤でアレルギーがないこと
注意:すべての薬剤について言えることですが、新たな薬剤の開発によって併用注意となる薬剤や、重篤な副作用報告が追加される可能性もありますので、その都度確認が必要になります。
次のページでは水虫に対する内服治療、医療機関での診断の必要性についてご紹介します。