枕は身体に影響を与える睡眠アイテム
北村さん開発の「ジムナスト」は、区画された部分にはそれぞれ適した素材の詰め物が入っており高さの調整も可能です
名古屋の「株式会社キタムラ」4代目である北村さんは、枕に対しての思いは情熱的で、その思いを大切に、枕を作り続けています。首に負担の少ない枕の開発にあたり、岡山県立大学との研究を重ね、心地の良い枕が完成されたとのことです。肩こりをはじめ、身体に影響を与えると言われている枕ですが、北村さんは、枕についてどのようにお考えなのでしょうか?
首に負担がかかるのは、どんな枕?
自分に合った枕で睡眠をとることができると寝覚めがスッキリします
ふんわりした感覚で、頭が包み込まれていく「フェザー枕」。柔らかくて、とても気持ちが良いのですが、北村さんにはひとつ気になる部分があるそうです。それは、頭をフェザー枕に乗せるとスーっと落ちてゆき、一定のところで止まりますが、きちんと首を支える部分が無い、ということです。
不特定多数の人が利用する宿泊施設では、耐久性を維持するために、枕の中身を調整するケースもあるようです。しかしその結果、高さの高い枕が多く使用されているとのこと。外泊先で首が痛くなった経験を持つ方は、枕の高さが首に負担のかかる状態だった可能性があるのです。