代替医療は本当に効果があるのか?また身体に害はないのか?今行なっている治療に影響はないのか?という質問が数多く来ています。今回はその検証していきたいと思います。
サプリメント・健康食品
最近、様々なTV番組で取り上げられているサプリメントですが、サプリメントの分類は一般食品になります。食品なので簡単に製造できますし、規制も非常に緩やかなものです。作ろうと思えば、結構誰でも簡単に100%製造できるものです。サプリメントにも色々と種類があり、それぞれに特徴があります。それをよく知る事が大事ですね。 | サプリメントの位置づけは「食品と薬」の間と考えられていますが、今のところ日本の法律上では食品ということになります。よって食品ですから薬のように副作用はほとんどないと考えられています。その代わり、効果という部分でも同じく非常に緩やかなものであると考えられます。(一部、効果の強いものもありますが、海外からの個人輸入で手に入れられるようです。この場合は副作用の問題があるのでドクターのアドバイスが不可欠です。)
トクホのマークです。トクホの正式名称は特定保健用食品です。 | 一方、医療機関で使われる薬は開発に100億円以上、10年以上かけており、多くの臨床試験を重ねて出来たものです。薬になる確率は10000分の1です。よってサプリメントと薬は同列に見てはいけないことがわかります。その差は映画で言えば1分間のショートフィルムとロードオブザリング3部作のような超大作ぐらいの差があります。「この部分を理解していない患者さんが多いので返答に困る」というドクターコメントもよく聞きます。