喘息を抑えていく治療
喘息を治すには、どうする?でも説明しておりますが、普段できる治療法には以下のようなものがあります。- 内服薬
- 抗アレルギー薬の吸入
- ステロイド吸入
- 貼付薬(テープ)
です
内服薬では、乳児でのテオフィリンの使用には注意が必要です。乳児ではテオフィリンによる痙攣は後遺症を残すことがあるため、熱性痙攣や痙攣を起こしやすい体質がある場合は、できれば使用を避けたほうがいいでしょうし、他の薬剤で喘息がコントロールできないときに考慮することになるでしょう(参照:『喘息薬「テオフィリン」は安全?危険?』記事)。
吸入療法は、手動と電動に分かれます。手動の場合、正式には定量式といって、一回圧す事で一定の量の薬剤が霧状に出ます。一方、電動式は、機械によって薬剤を霧状にします。
乳児の場合の吸入療法は、直接、気管支に薬を入れるので、副作用が少なく効果的です。しかし、乳児の場合、吸入の薬を上手に吸えません。そこで、登場したのが電動式吸入器(ネブライザー)による吸入療法です。
最近、電動式吸入器(ネブライザー)でも使えるステロイド薬(パルミコート懸濁液)が日本で使用されるようになりました(2006年9月から)。
それでは、乳児向けにはどんな吸入器があるのでしょうか?
次のページでは、吸入器についてご紹介します。