目の疲れパート1　ドライアイチェック(2ページ目)

ドライアイ対策法

その1 予防法

・パソコンの画面に遮光版をつける。
・目の位置より低い位置に画面をおく。（画面が目の下にあると伏目になるので、露出する目の表面積が減ってその分乾きにくくなる）
・部屋に加湿器をおく。（空気を乾燥させない→最低40％、できれば60～85％くらいがいいですね ）
・タバコの煙を避ける。(タバコの煙の粒子を洗い流すのが目にとってとても負担になってしまうのです。焚き火のそばでつい目をぱちぱちしてしまった経験ありませんか？あれと似たようなことです）
・50分たったら10分目を休める。
・意識して瞬きをする。
・リラックスする。（涙はゆったりした気分じゃないと出ないのです）
・ひどいときはコンタクトレンズを使わない。（コンタクトは目にフタをした状態になるので、瞬きをしても新鮮な涙が目の表面に行き渡らないのです。その交換率はハードでは約20％、ソフトでは2～3％といわれています）
・徹夜はできるだけしないように・・・（人間は夜になると涙の量が少なくなります。あんまり無理すると角膜に傷がつくので、できるだけやめましょうね）

その2 軽いドライアイの解消法

・電子レンジでチンした蒸しタオルを目の上に載せる。（血行促進と、湿度をあたえます）
・同じ理由で、お風呂に入ると症状がよくなる人も多いようです。
・市販の目薬(人工涙液＝人工のなみだ）を点眼する。←ただし、これは頻回にさすことが多いので防腐剤がはいっていないものにしてください。
ドライアイの人は目が傷つきやすいので、防腐剤がはいっていると、傷口に塩を塗りこむようなかたちになってしまうのです。
あとは、防腐剤が入っていない目薬は持ちが悪く、すぐカビが生えたりしますので早めに使い切るようにしましょう。

その3 重症ドライアイの場合

・眼科にかかりましょう。眼科では、涙の量を見る検査や、角膜といって目の表面に傷がないかどうかを見る検査をしてくれます。
・眼科で処方される目薬はヒアルロン酸という成分がはいっていることが多く、これは市販の目薬より強力に目を保護して角膜の傷を治します。

いかがでしょうか。なんと現代女性の9割が悩んでいるという目の疲れ。その原因の一つがドライアイです。「目は口ほどに物を言い」ますから、まず健康な目を作りましょうね。

次回は目の疲れパート2。「VDT症候群」を紹介します。


＜文中参考にしたサイト＞
・HELP！ドライアイネットワーク　
・日本眼科医会　目の健康情報：ドライアイ　
・萬有製薬：目のＱ＆Ａ「ドライアイ」
・参天製薬-ドライアイ