そして目の不自由な方に死後の角膜提供を約束するためには、アイバンクに登録しておくのが一番良い方法です。
アイバンクの登録者は、80年代には8万人いたのですが、近年減少し、ここ数年で2万人を下回ってしまったそうです。このままでは、目の不自由な方が回復するチャンスがより少なくなってしまいます。今回はアイバンクの仕組みと必要性について、ご説明しましょう。
アイバンクのしくみとは?
角膜は製造できない |
・日本にある54のアイバンクのうち、最寄のアイバンクに問い合わせます。まずは資料請求だけもできます。
(参考:財団法人 日本アイバンク協会)
・眼球提供の登録を、アイバンクに申し込みます。
・アイバンクから登録カードが送られてきます。
・もしもの時に意思を示せるよう、このカードを持ち歩くようにします。
・もしもの時は、家族からアイバンクに申し出ていただきます。
・アイバンクから医師の派遣をして、眼球を摘出します。死後6~10時間以内の処置が必要です。
・亡くなった眼球提供者には義眼がいれられます。
また、角膜提供は、本人の生前同意がなくても、家族が同意すればできるのだそうです。とは言え、もしもの時には角膜提供のことまではなかなか考えられないでしょう。生前から、アイバンクへの登録や家族に話をすることで、角膜提供の意思を示しておくことが大切です。
アイバンクの登録者数がこのまま減ると、どうなるのでしょう?