レーシックの基礎知識
品川近視クリニック(銀座院)青山勝院長 |
A.日本では2000年に厚生労働省が認可してから、急激に患者数が増加していて、2006年には10万件、2007年には20万件の手術が行われるとみられます。米国では年間130~140万件位行われていますから、将来的には日本でも100万件位にまで達するのではないかと予測されています。
近視の対策として、今まではメガネまたはコンタクトレンズでしたが、レーシックが選択肢に加わりつつあるといっても過言ではないと思います。
Q.レーシック手術は簡単なんですか?
A.レーシックは、すでに手術としての完成度が高く、トラブル発生も少なく安全性が高い手術だと考えられています。眼の手術と聞くと、大げさな外科手術を想像してしり込みする人も多いと思いますが、レーシックは違います。
今やレーシック手術はハイテクな装置による全自動の手術になっており、ものの10分間程度で終わりますし、痛みや出血もさほどありません。そして手術による成果のバラツキもあまりありません。本当に短時間の手術ですぐに見えるようになるので、皆さん驚かれます。
Q.スーパーイントラレーシックと、イントラレーシックの違いは?
A.イントラレーシックは、角膜の表面をめくりフラップ(ふた)をつくるのをレーザーで行う方法の総称です。コンピューター制御のミクロン単位で調整できるレーザーで行うことで、なめらかな切り口で、ミスの少ない作業を行うことができます。人為的な作業で行うよりも安全性と安定性が高いのです。そして、スーパーイントラレーシックは、最新型のイントラレースFS60レーザーと、最高級のエキシマレーザーを装備して行われた手術のことを指します。
Q.老眼を治すレーシック手術情報とは?
A.これは、米国でもまだ研究段階であり、将来的には老眼も治せるようになるのではと期待されています。
Q.品川近視クリニック銀座院は、月間1万人以上の患者数と聞きましたが、それだけの患者数を適切に治療するシステムがあるのでしょうか?
A.私たちの病院には、約100名の医師がおり、ローテーションを組んで、年中無休の体制で患者様の治療にあたっています。この病院の規模は、眼科クリニックとしては世界最大です。まさに年末年始、12月31日、そして1月1日も診療しているんですよ。普段休暇をとることができない患者さんにも、来ていただけるように万全の体制を整えています。
Q.海外でレーシック手術を受ける人がいると聞きますがどうなんですか?
A.当院では、すでに両眼で20万円を切るような料金設定となっていますから、日本で受けたほうが質も高く、海外よりも安いといえるんです。数年前は、韓国など海外へ渡航して手術を受けたほうが安かったのですが、今はちがいます。今は中国や韓国などからも、患者様が当院にいらしていただいています。米国でも50万円位の治療費なんですよ。
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