でも、一言で頭痛といっても、実は頭痛には様々な種類があるのです。自分の悩んでいる頭痛のタイプを知って上手に対処すれば、もしかしたら、頭痛にサヨナラできるかもしれません。
今回は頭痛についてシリーズでお届けします。第1回は頭痛についての基本的な考え方についてです。
第1回 「頭痛」って病気なの?
第2回 「頭痛もちの頭痛ってどんな頭痛?」
付録 片頭痛を簡単に診断できる簡易質問表
第3回 「危険な頭痛」ってどんな頭痛?
番外編 脳幹出血ってどんな病気?
番外編2 クモ膜下出血ってどんな病気?
第4回 頭痛対策
実は頭痛には色々なタイプがあります!
頭痛のタイプは様々 |
一つはあまり心配のいらない一過性の日常的な頭痛。
例えばカキ氷を食べた後、頭が『キーンとする』ように痛みますよね。また、飲みすぎた翌日の、二日酔いの頭痛などがこれにあてはまります。
二つ目は少し怖いお話になりますが、脳腫瘍など、脳のなかに問題がある頭痛。
三つ目は脳には問題がないのに慢性的に起こる頭痛です。これがいわゆる『頭痛持ち』といわれるような方の頭痛になります。
例えば、こんな症状に思い当たる方いらっしゃいませんでしょうか?
・『パソコンを一日中使う仕事をしています。でも、夕方近くになると、こめかみから頭の後ろのほうにかけて、じわじわと重い痛みがでてきます。大げさなようですが、時には吐き気もしてきます。そうなると仕事どころではなくて、もう早く家に帰りたい一心になってしまうんです・・・でも、そうとはなかなか言いにくいし・・・』
・『目の前にキラキラしたものが見えることがあります。すると、決まってその後、頭痛が起こってしまいます。実は中学生のころからなんですよね。頭痛の時はめまいや吐き気もしますし、ひどい時は本当に吐いてしまったりします。うちの母もそうだって言っていました。』
これはそれぞれ 『頭痛持ち』の方の頭痛によくみられる『緊張性頭痛』『片頭痛』の典型的な症状なのです。
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