そこで、今回はこういった病気について、「そもそもどんな病気なの?」「なぜ若い人よりシニアに多い?」 「予防法は?」といったご質問にお答えします。
心筋梗塞や脳梗塞、それって一体どんな病気?
重要な臓器を栄養する血管が詰まってしまう病気
心臓を栄養する血管が詰まってしまう病気 |
「血管が詰まること=梗塞」なので脳の血管が詰まれば「脳梗塞」といいます。血管から栄養されていた酸素や栄養物が行かなくなり、脳神経細胞が一部死んでしまいます。詰まったのが細い血管だと、全く、もしくは殆ど症状が出ないことも多いのが特徴。よく、詳しい検査で「小さい脳梗塞があるといわれた」という方、多いと思いますが、ある程度以上の年齢になると、こういった小さい脳梗塞(ラクナ梗塞)はほとんどの方にあります。太い血管が詰まるといわゆる「脳卒中」です。麻痺やしびれ、感覚異常、運動障害、意識障害、言語障害、昏睡などが出現します。
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