特有の顔貌(がんぼう)と疾患群
50代からは表情の乏しさに要注意!

笑顔
爽やかな笑顔はコミュニケーションの向上にも役立ちます
顔貌に影響を与える病気として代表的なものに内分泌疾患があります。例えば甲状腺機能亢進症では、やせて眼球が突出するといった変化が見られますし、クッシング症候群では頬に赤みが差し、顔つきに丸みを帯びてくることがあります。

その他、中高年から多くなるパーキンソン病では仮面様顔貌と呼ばれるように、病気のために表情が乏しくなることもあります。こうした変化に気づいている方もいらっしゃるようなのですが、ご自身で年齢のためと判断され、発症から時間がたってから医療機関を受診されることもあるようです。

なおこの他にも特徴的な顔貌を示す疾患は様々なものがありますが、代表例は以下のようなものです。
  • 僧帽弁狭窄症(心臓疾患)……頬が紅潮、口唇にチアノーゼ(紫色に変化)
  • ネフローゼ症候群(腎臓疾患)……顔・全身にむくみ
  • 重症筋無力症(神経疾患)……まぶたが下がる、頬・口唇筋に麻痺
  • アジソン病(内分泌疾患)……色素沈着、無欲状に見える変化

スナップ写真を用いた診断 Snap Diagnosis

成長期にある小児と違い、成人ではそれほど大きく顔貌に変化がないことはご存知の通りですが、前述した疾患のために顔貌が経時的に変化することもあります。こうした変化を見るのに参考となるのがスナップ写真です。昔から現在までに撮影した写真をずらっと並べてみて、年齢不相応な変化があれば診断の補助となることがあります。もしかして、と思うことがあるようでしたら、ご自身の写真を並べて顔つきに変化がないかどうかを比べてみてください。この診断法はスナップ・ダイアグノーシス(診断)と呼ばれています。

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今回ご紹介したように、顔・表情の変化から病気が見つかることもあるのですが、このことは健康状態と見た目・表情が結びついていることを暗示しています。これからも健康的な笑顔のできる毎日を送ってくださいね。


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