アロマセラピーでリラックス&女力アップ!
日本でも少しずつ広まっている 「アロマセラピー」 ですが、海外では、もっといろいろなシーンで使われています。たとえばアロマセラピー先進国のフランスでは、ドクターが医療現場で精油を使って治療を行うこともあります。また、オーストラリアでは、「家庭の薬箱には精油」 と言われるほど、生活に根付いています。日本で言えば、富山の配置薬のような感覚なのでしょうか。
ここでは、アロマセラピーの観点から、高ぶった心を落ち着かせてグッスリと眠りたいときと、女力をアップさせて恋を成就させたり子どもを授かりたいときにおススメの花をご紹介します。
■ 鎮静作用
目を閉じていても、香りは心と体に働きかけます |
・ ゼラニウム: バラに似た、フレッシュで甘く優しい香りがします。ストレスを和らげて心を明るく元気にしたいときにおススメです。ホルモン分泌の調整作用や利尿効果、リンパ刺激作用もあります。昔は悪霊除け、今でも虫除けに使われています。
・ ネロリ: オレンジの香りを少し柔らかく、フローラル調にした香りがします。不安や心配事を抱えてストレスを感じているときに、心を解きほぐして幸福感を与えてくれます。興奮しているときには鎮静作用が、気分が落ち込んでいるときには興奮作用を発揮するため、「心の調整剤」 とも呼ばれています。
・ ラベンダー: 軽やかで甘く、すがすがしさを感じる香りがします。脳脊髄の働きを沈静化したり、自律神経のバランスを調整して、心身をリラックスさせてくれます。痛みや肌のトラブル、虫除け、消臭にも役立ちます。
・ クラリセージ: マスカットのような甘い香りがします。落ち込んだ気持ちを奮い立たせて、明るく前向きになりたいときにおススメです。日焼けやニキビ、頭皮のケアにも効果があります。ホルモンの調整作用にも優れています。
■ 女力アップ
花の香りで、貴女らしさを演出してください |
・ ジャスミン: 優雅で甘い香りがします。心が沈んでいるときに、華やかな明るさのエネルギーを補給してくれます。婦人科系のトラブルや乾燥肌、シワにも効果があります。また、催淫作用が強いので、ご夫婦の ( or 倦怠期カップルの ) ベッドルームにはうってつけです。
・ イランイラン: 甘くエキゾチックで、格調高い香りがします。クレオパトラが、バラと同様に大好きだった花でもあります。官能的な高揚感や安心感を与え、本来持っている女性性が解放されます。インドネシアでは、新婚カップルのベッドに花びらをまく風習があります。
・ ジンジャー: 気力と体力を増進させる、スパーシーな香りがします。催淫作用があるので、セクシー度をアップさせたい時におススメです。アフリカではジンジャーのお茶を、媚薬として飲むこともあります。
生理周期に合わせた使い方
女性ホルモンのバランスを整えましょう! |
■ 生理期: エストロゲンとプロゲステロンの分泌量が入れ替わる時期です。心が過敏になったり、不眠や倦怠感が出やすいので、ラベンダーやベルガモットなどで心身ともにリラックスしましょう。
■ 卵胞期・排卵期: エストロゲンの分泌が増えて、心も体も安定します。この時期は、ダイエットの効果も出やすい時期です。ローズマリーやグレープフルーツなどがおススメです。
■ 黄体期: プロゲステロンの分泌が優位になるため、心身が不安定になりやすい時期です。エストロゲン様の作用があるクラリセージやホップを取り入れてみましょう。
次のページでは、花言葉からみてベッドルームに飾ると良い花について、解説します。