結局どのくらい大豆イソフラボンを摂っていいの?

下の図をご覧ください。
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A より引用 内閣府食品安全委員会事務局 (平成18年5月16日更新)
大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A より引用 内閣府食品安全委員会事務局 (平成18年5月16日更新)


大体、日本人の大豆イソフラボン(アグリコンのほうです。以下、すべて大豆イソフラボン=大豆イソフラボンアグリゴンだと思ってください)は平均16~22mg/日くらいといわれています。

で、結論から言うと

・一日摂取量上限値が70~75mg/日
・一日上乗せ摂取量(特定保健用食品として)の上限値が30mg/日


ということになります。

ちょっと解説しますね。

一日摂取量の上限は、二つの理由で設定されました。一つは、大豆を多く食べる日本人に経験的に特に健康被害はないこと、そして統計から、多く摂取している人の摂取量が大体75mg/日くらいなので、ここまでは安全だろうということ、そして二つめは、海外(イタリア)での臨床試験の結果です。閉経後の女性が一日150mgの大豆イソフラボン製剤を飲んだところ、5年間で子宮内膜増殖症の発症が有意に高くなったという結果がでました。つまり150mg/日は摂りすぎだろうということです。

この2つの理由で一日上限摂取量は70~75mg/日と設定されたのです。そしてこれは食品からとる大豆イソフラボンの量を含みます。

さらに、一日上乗せ摂取量とは何かですが、これはずばり食事以外から摂取する量です。これにも裏づけがあります。閉経前女性を対象に、日常の食事以外に大豆イソフラボンを摂るとどれくらいで影響がでるかを調べました。すると食事以外から57.3mg/日以上を摂ると、血中のエストロゲン量が変化して月経周期が延長しました。つまり、57.3mg/日以上食事以外から摂ると、体に明らかな変化が現れると考えたわけです。そこで、個人差や検査の精度を考えて、まあ、30mg/日なら上乗せしてもいいだろうという話になったわけです。

これをわかりやすく表した図が上の図なのですね。

つまり、細かいことはさておき、経験的に一日摂取量が75mgをこえなければ大丈夫だというところでしょうか。

食品の目安で言うと、大豆イソフラボン含有量は豆腐一丁(300g)60mg、お味噌汁一杯(味噌12gとして)6mg、納豆1パック(50g)37mg、豆乳一本(200ml)で50mg、黄な粉大さじ一杯(5g)で14mgですね。

「一日3杯以上飲むと乳がんの発生率が40%下がる」というニュースがありましたが(ウソのようなホントのニュース お味噌汁で乳がん予防?)、3杯のお味噌汁をイソフラボンの量にすると大体18mg/日ですから、まあ、そんなにたくさん摂取しなくても、それなりの効果があるということになりますよね。なんにせよ、栄養素は食事から摂ったほうが好ましいことは事実ですが、ご参考にしてくださいね。

引用 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A 内閣府食品安全委員会事務局 (平成18年5月16日更新)




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