食と健康/旬・季節の食事の食べ方・レシピ

冷え、夏バテした時にはモモがおすすめ(2ページ目)

蒸し暑い夏は、発汗によりビタミン、ミネラル不足や、食欲減退などから夏バテに。夏バテを予防・改善したいけど食欲がわかない。そんな時は、モモがおすすめです。

南 恵子

執筆者:南 恵子

NR・サプリメントアドバイザー / 食と健康ガイド

このページでは、近年注目されているモモに含まれる成分についてご紹介します。


コレステロールや血糖値を下げるペクチンや抗酸化成分

ビール
モモに含まれている食物繊維や抗酸化成分は、生活習慣病予防にも注目されています。
モモの果肉には水溶性と不溶性の両方の食物繊維も多く含まれます。水溶性食物繊維のペクチンは、便を柔らかくし、また不溶性食物繊維は便の量を増し、こられの作用で便秘解消を促します。ただしモモは食べ過ぎるとおなかが張るので注意しましょう。

さらにペクチンには、コレステロールを下げる、血糖値の上昇を防ぐなどの作用があると言われています。また白桃系はフラボノイド、黄桃系はβ-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイドを含んでおり、どちらも抗酸化作用があると見られています。こうした抗酸化成分も、LDLコレステーロルを下げると見られています。

近年では、長野県農村工業研究所は、農水省四国農試との共同研究で、桃などの果実5品目の抽出物に糖尿病や高脂血症の予防効果があることを確認しています。

ただし、こうした報告は、一定の条件のもとに行われた一つの結果で、具体的にいくつ食べれば何か効果が出るとか、生活習慣病が治るというようなことを示している訳ではありませんので、誤解のないようになさってください。

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