この時期、多くの方から『夏バテ』についての悩みや質問が入ってきます。 女性の健康のガイドサイトでは数回に分けて『夏バテ』についての様々な疑問や質問にお答えしてまいります。 |
Q.暑いとスグに冷たい飲み物に手が伸びてしまいますが、夏バテの原因になると聞きました。暑いときにはどんな飲み物を飲むと良いでしょう?
A.暑い夏には思わず冷たい飲みものに手が伸びてしまい、一気に『グィッ』と飲み干してしまいたいところです。しかし、一気に大量の冷たい飲み物を体に入れると、体を冷やしすぎてしまったり、胃液を薄めることで消化機能が落ちてしまい、夏バテの原因になってしまいます。冷たい飲み物は少量ずつゆっくり飲みましょう。
また、夏に嬉しい清涼飲料水や、スポーツドリンクなどは、糖分が多く入っているため、糖分の代謝でつかわれるビタミンB1が不足してしまいます。これも夏バテの原因になります。極力糖分の多い飲み物を飲むことは控えましょう。
それでは、一体どんな飲み物が夏バテ対策、予防に良いのでしょう??
今回は夏バテにおすすめの飲み物とカクテルのお話です。
▼夏の水分補給にはペパーミントティーがおすすめ
真夏の水分補給で特に気をつけたいのが体の冷やしすぎ。そんな夏の飲み物としておすすめなのは、ぬるめのペパーミントティーです。ペパーミントには食欲増進や、胃や腸の消化、働きを高める作用などの効果があるといわれています。
夏バテすると、食欲がなくなってしまいがちですが、ハーブティーは見た目も涼しげですし、ペパーミントの成分による効果や香りの効果が夏バテを解消してくれそうですね。
※冷たいハーブティーを飲むときは、がぶ飲みはしないで下さいね。
▼夏にはやっぱり冷たい飲み物を飲みたい方に
体の冷やしすぎは夏バテにはNG。とはいえ、夏にはやっぱり冷たい飲み物を飲みたいもの。そんなときには、女性の健康が提案する、ブラッディー・メアリーというカクテルからヒントを得たこんな飲み物はいかがでしょうか?
==野菜(トマト)ジュース==
野菜(トマト)ジュースで、野菜由来の各種ビタミンを摂取することが出来ます。
例えばビタミンAは体に抵抗力をつける働きがあります。またビタミンB1は清涼飲料水の説明にも書いたとおり、不足すると糖質の代謝がスムーズに行われなくなり、体がだるくなるなど夏ばての原因となります。
夏ばての原因の一つに偏食による偏った栄養が挙げられますので、食欲を増進して、夏は特にバランスよく食べるように心がけましょう。
==レモン==
ビタミンCを補うために、レモンを絞りましょう。ビタミンCには抗酸化作用もあります。
==スパイス(コショウ・タバスコ)==
コショウには新陳代謝や血流を良くする効果があります。また、タバスコの原料唐辛子にも血流増進の効果や食欲増進効果が認められているので、夏バテ防止にも、夏バテで弱った体にもおすすめです!
▼夏におすすめのアルコール
カクテルの話が出たついでに、少し夏バテ防止のアルコールのお話をします。夏におすすめのカクテルといえば、なんといってもジントニックです。
もともとジンは、東インドで働くオランダ人のために熱病の特効薬を作ろうとして開発されたもの。原料の杜松の実(ジュニパー・ベリー)には利尿効果の他、健胃効果があります。その他薬草、トウモロコシ、大麦麦芽、ライ麦などを蒸留して造られています。
また、トニックウォーターはキニーネ(キナの樹皮のエキス)を配合した清涼飲料水で、もともと熱帯の植民地で働くイギリス人がマラリアよけや暑気払いのために飲んでいたもの。
この二つをあわせたジントニックは、さわやかな口当たりが女性に人気のカクテルです。でも、ジンはアルコール度数が40°とかなり高いので、飲みすぎにはくれぐれもご注意くださいね。
ということで、今年の夏の夏バテ予防にはペパーミントティーを。そして、夏暑い夜のバーではジントニックを頼んでみてはいかがでしょうか。
また、今年は「食と健康」サイトで夏ばてに効く飲み物として甘酒をとりあげています。興味がある方はこちらへどうぞ。
・フレッシュ♪ハーブティー [洋菓子]
・元気を取り戻すアロマテラピー [アロマテラピー]