独自の冷暖房システムで夏は涼しく、冬あったか
快適エアリーと空気工房ではシステム自体には違いがありますが、要するに高い躯体性能やPVによる安全性や省エネ性、経済性に加え、これらの冷暖房・空調システムを組み合わせることで、より快適な暮らし、「夏は涼しく、冬はあったか」を実現を目指したもの。快適エアリーの場合、冬は床下空間を暖めることで、床暖のような暖かさを得られ、1階と2階、部屋ごとの温度差が少ないというのが特徴です。最近は花粉などの集塵機能や除湿・加湿機能が付加されるなど、進化を続けています。花粉症などアレルギー体質の方、居室内の空気の質に敏感な方にとっては検討される価値がありそうです。
もう一つ、セキスイハイムが最近、力を入れているのが、「かげやまモデル」の取り組み。「百ます先生」で有名な教育者の陰山英夫氏(立命館大学教授)が監修したもので、特に子育てを契機に住まいづくり、購入を考える方には参考となる提案が多いかもしれません。考え方の基本は、「親と子供の距離感」、「家族構成・ライフスタイルの変化への対応」にあると思います。
子育て提案に「かげやまモデル」を展開
「賢い子供が育つ」なんてキャッチフレーズを使っていますが、要するに親子のコミュニケーションを円滑にし、それにより子供の自立心や知的好奇心を育てる工夫が盛り込まれている、と考えた方がいいでしょう。「かげやまモデル」のうち代表的なLDKの提案。キッチンは対面式で、大きめのダイニングキッチンとカウンターデスクが配置されている。こうすることで子どもの様子が分かり、かつ子どもとのコミュニケーションや学習意欲を刺激することができるという
最後に、ちょっとした豆知識。セキスイハイム(積水化学工業)と似たような名前のハウスメーカーに積水ハウスがあります。この2社の関係について疑問に思っていらっしゃる方も多いと思いますので、少し解説しておきたいと思います。
積水ハウスは、積水化学工業から独立した会社で、現在は全くの別会社です。積水ハウスの独立後、積水化学工業が住宅部門を立ち上げたのがセキスイハイム。今年で40周年を迎えました。