SOHOで働く/SOHOの基礎知識

雇用されずに仕事をする SOHOという働き方とは(2ページ目)

SOHOという働き方をご存知でしょうか。インターネットを駆使したその活躍事例を紹介するとともに、これからSOHOを目指す方への留意点をまとめてみました。

宮田 志保

執筆者:宮田 志保

テレワーク・在宅ワークガイド

SOHOのメリット・デメリット

スケジュール管理
SOHOには高い自己管理能力が求められます。自分に甘い人は要注意
SOHOのメリットとして、自宅を仕事場として活用しているSOHOワーカーは、満員電車での通勤もなく、もちろん通勤時間も業務にあてられます。会社でのわずらわしい人間関係もありません。服装規程などの縛りもありませんから、部屋着で仕事をしている人も多いようです。時間についても、スケジュール管理は全て自分で行いますから、自由に仕事ができます。

最大のメリットは、自分が選択した仕事ができるということ。雇用されている場合は、上司から指示された仕事を会社のためにこなすという義務がありますが、SOHOの場合はあなたが決定権を持っているのです。

これまで自分が温めてきた夢を形にしようと努力している人もいれば、自分が働きやすいスタイルで仕事をしようとSOHOを始めた人も多く存在しています。SOHOは「自分自身が切り拓く」働き方でもあるのです。

しかしながら、メリットもあればデメリットもあります。デメリットとしては、
  • 営業、経理など、作業以外の仕事が発生する
  • 自宅を事務所とする場合、家族の理解が必要
  • 仕事の責任は全て自分。労働基準法も適応されない
  • 個人事業主として社会保険に加入
  • 報酬が安定しにくい
などがあります。なかでもSOHOワーカーが一番苦労するのが報酬の安定です。SOHOは請負にて仕事を行うので、給与として毎月決まった金額を受け取ることはありません。安定した業務を確保していなければ、月の収入が30万円の時もあれば5万円の時もあるなど、毎月変動が起きてしまいます。

また、得意先の支払いサイト(納品後から支払いが行われるまでの猶予期間)により、実際に報酬が振り込まれる期間も変わってきます。報酬支払いタイミングについては、業務発生時に必ず担当者に確認するようにしましょう。
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