毎月の返済額はさぞかし高いのだろうと聞いてみると、管理費等込みで8万円弱、との答え。購入時に頭金を多くいれ、借入を2200万円に抑えたのが良かったのだと思う、とZさん。
そんな幸せ一杯のZさんのもっかの悩みは、マンション購入。そう、Zさんは新しくマンション購入を検討中なのです。
都心に投資マンションを持ちたい
条件の良い都心マンションは人気。分譲貸しも多い |
Zさんの年収はおよそ300万円。「もっとちゃんとした形で働けば収入は増やせるのだろうけれど、今はパート的にゆったりと働いているの」とZさん。資格や技術を身につけている強みでしょうか、余裕綽綽といった感じです。それでも、住宅ローン等で毎月8万円の支出。実は、Zさんの余裕の理由は他にもありました。
Zさんは勤労収入こそ300万円ですが、所有の金融商品から配当などがあり、収支のバランスをとっている構図。「投資マンションを持ちたい」との思いも、お金やマンションに働いてもらおう、との考えからのようです。
より良い条件のタワーマンション、販売開始!
Zさんの目に留まったのは、現在のお住まいよりもさらに立地条件の良いタワーマンション。2年後の竣工です。もちろん値段も高く、購入対象となるプランは現在の住まいよりも狭くなってしまいます。それでも、周囲の開発計画なども考慮すると、高い賃料で貸せるに違いない、そうZさんは考えました。
問題は、現在のマンションです。選択肢は「売る」「貸す」「住む」の3つ。整理すると以下のとおりです。
■売る
簡易見積りによると、「購入価格+1000万円」の売却見込み。Zさんの心は動きます。
■貸す
幅はあるものの、30万円前後で貸せるのではないかと、不動産会社の回答。現在支払っているローン以上の賃料です。
■住む
新しいマンションを賃貸に出し、今のマンションに住み続けるという選択。
決心がつかないZさんですが、新しいタワーマンションへの思いは募る一方のよう。さて、気になるZさんの購入資金プランは次ページでみてみましょう。