転職のノウハウ/転職活動の応募のコツ

人事が会いたくなる履歴書の書き方(3ページ目)

履歴書は、就職やアルバイトなどを通じて書いたことがない方はいないでしょう。しかし経験があっても、正確に書くことができるということとは違います。採用担当者の視点と、履歴書での必須ポイントをお伝えします。

執筆者:高野 秀敏

落ちる履歴書NG事例

■写真について
変な顔やラフな格好の写真はNG。髪も整えてから写真をとってください。写真は、最近は笑顔の写真など柔らかいものもOKとなってきました。人材紹介会社を使っている場合は、キャリアコンサルタントに相談してください。

■学歴詐称、経歴詐称について
少なからず学歴や経歴を詐称をしている人がいます。詐称は絶対にしないでください。理由は言うまでもないですが、内定が取り消しになったり、入社してからも採用が取り消しになる可能性があります。もちろん嘘をついてまで入社したいという人は、少なからずいることは事実です。

外資系企業だと、内定前にレファレンスといって内定候補が信用に足る人なのかどうかを、前職の社員の方にヒアリングすることがあります。そこで嘘があるとバレてしまうことも。経営者や政治家でも、学歴、経歴詐称はありますが、決してやってはいけないことです。


気になる希望年収、入社時期の書き方

希望年収、入社時期・・・気になるポイントはこう書くのが正解

希望年収を高く書くと、面接機会を失うことも?!

希望年収、入社時期、気になるポイントはどう書いたらよいのでしょうか。高い希望年収を書くと、面接機会を失うこともありますので、どう書くのが正解か、 気になるポイントを解説します。

■現職年収と希望年収について
履歴書に記入欄があってもなくても書いたほうがいいです。現職または前職の年収は、企業にとって多いに参考にしたいのでこれは書くことをお勧めします。

「希望年収は高く書いたほうがいい」とアドバイスするヘッドハンターや、書籍などがありますが、私はこの考え方にはあまり賛成できないと思っています。

理由は、希望年収を高く書いてしまうことにより、結果として面接をする機会を失ってしまう場合があるからです。会いさえすれば、この人ならこの年収でも高くない、安いと思ってもらえる場合もあります。「年収については応相談と考えています」など、一般的に無難な回答をしておいたほうがいいと考えます。年収が絶対的な条件である人は、逆に無駄な面接をしてもしょうがないでしょうから、希望最低年収を記載するのも悪くはありません。ただ私が仕事をしてきた経験からいうと、優秀な人ほどお会いした上で年収面を判断してもらえばいいと考えています。それだけ自分に自信もあるのでしょう。

■入社時期について
入社希望時期が半年先などかなり先の日程が書いてあると、企業側としては面接したいとは思いません。

現在取締役など幹部の場合は仕方ないですが、それ以外の人については、内定を頂いてから1ヶ月から2ヶ月で入社できますというぐらいが一般的。法律的には、退職の意思表示をしてから2週間で辞めることができるので、長くても2ヶ月程度と考えてください。企業側の目線を常にもって記載を心がけましょう。これは面接も同様です。

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