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人事が会いたくなる履歴書の書き方(2ページ目)

履歴書は、就職やアルバイトなどを通じて書いたことがない方はいないでしょう。しかし経験があっても、正確に書くことができるということとは違います。採用担当者の視点と、履歴書での必須ポイントをお伝えします。

執筆者:高野 秀敏

履歴書の書き方

履歴書は職務経歴書と違い、年齢や職種などによる特色はありません。正直にありのままを書くので、絶対に受かる履歴書というものはないのですが、ちょっとしたケアレスミスで落ちてしまう履歴書というのがあります。つまり、履歴書では損をしないことが重要です。

落ちない履歴書作成のポイントは、次の通りです。

■履歴書のフォームに従う
コンビニエンスストアなどで売っている市販の履歴書でも、インターネットで「履歴書フォーム」で検索すると出てくるような、一般的なものでかまいません。独自で工夫をしてオリジナル形式を作る人もいますが、これにはセンスが必要になります。企画職やプランナーなどの提案書を書く職業であれば、オリジナルの履歴書を作っていただいてもかまいません。それ以外の人は、フォームに従って書いたほうが無難。繰り返しますが、履歴書の書き方では落とされないことが目標です。

■ 誤字脱字をしない
誤字脱字があると印象が悪くなります。それだけで企業が書類選考で落としてしまうことがあります。文章をきちんと書けるかどうかを重視しているからです。誤字脱字がないことは基本中の基本。対策としては、自分で推敲をする、知人や友人、キャリアコンサルタントにチェックをしてもらうとよいでしょう。

■ 学校の入学、卒業年月日を間違えない
案外多いのが学校の入学、卒業年月日の間違いです。浪人や留年などのブランクがある人は要注意。昭和51年は西暦では1976年になりますが、西暦に直した場合にミスをしてしまうということもあります。間違いがないように確認が必要です。

■ 会社の入学、卒業年月日を間違えないこと
学校と同様に、会社も離職期間が長いと間違ってしまう場合があります。気をつけましょう。

■ 志望動機について
履歴書のフォーマットに志望動機を記入する欄がある場合、ガイド記事「志望動機の書き方」を参照してください。履歴書の志望動機欄は小さい場合が多いもの。業界の魅力、会社の魅力、仕事の魅力のポイントだけを記載します。

■自己PRについて
履歴書のフォーマットに志望動機を記入する欄がある場合、ガイド記事「自己PRの書き方」を参照してください。職務経歴書の自己PR欄は小さい場合が多いものです。自分の強みを2つまたは3つにして、コンパクトにポイントだけ記載します。

■手書きなのかワープロなのか?
手書きが指定されている場合は、手書きで作成します。そうでなければワープロでもかまいません。手書きが絶対条件になっている場合もあります。その場合、文字の丁寧さを見られていると思ってください。修正や間違いを修正液や訂正印で修正するなどはNG。間違えたら書き直しをするべき。きちんと書類が作成できるかが見られているのです。秘書職などは、手書きの履歴書が絶対条件になっている場合があります。

履歴書は、ポイントをおさえて間違いのないように書くこと。現職中の人は、突然面接が入った場合に手書きの履歴書を作る時間がなくなる場合があるので、休日などを利用して書ける時は何枚かまとめて書いておくこともお勧めします。

履歴書の書き方1つで印象が変わります。絶対に受かる履歴書はないのですが、落ちない履歴書はあります。履歴書でつまらないミスをしないようにしましょう。

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