新しい年になると、節分、バレンタインデー、雛祭とシーズンイベントが目白押しです。書店にバレンタインデー関連の書籍が並ぶ頃、マネー系雑誌では「確定申告」をテーマにした書籍が目立ってきます。

確定申告といっても、これからマンションを購入しよう、という方にはピンと来ない話かもしれません。それもそのはず、確定申告はマンション購入後に必要な手続きなので、無理ありません。住宅ローンを利用してマンションを購入した場合、住宅ローン控除の対象となる場合がありますが、住宅ローン控除の適用を受けるには、初年度の確定申告が必要です。

今回は、近い将来にマンション購入を希望している方々へ向けて、購入前に知っておきたい、住宅ローン控除を受けるための注意点についてご紹介します。

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住宅ローン控除とは


「初めてマンションを購入します」という方々とお話していると、住宅ローン控除と繰上返済について、本当によく研究されているなぁ、と実感します。皆様はいかがでしょうか。
住宅ローン控除をきちんと理解しよう

住宅ローン控除をきちんと理解しよう

住宅ローン控除とは、住宅ローンの年末残高の一定割合を所得税から差し引いてもらえる制度です。平成30年にマンションを購入して入居を開始した場合、購入時から10年にわたって、住宅ローンの年末借入残高の1.0%(限度額4000万円)が所得税から控除されます。

4000万円以上の住宅ローン残高が10年間継続したとすると、毎年4000万円×1%=40万円が所得税から控除され、そのトータルは400万円です。つまり、あなたの所得税が40万円であれば、40万円がまるまる戻ってくる計算です。しかも、対象期間は10年です。

ですが、10年間通算で400万円の控除を受けるには、いくつかの条件があります。うっかり条件を見逃してマンションや住宅ローンの契約を結んでしまうと、確定申告の際に「控除が受けられない!?」「控除金額が少ない!?」などの落とし穴にはまってしまいます。

次ページでは、そうならないためのポイントをみていきましょう。