エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

住所データから都道府県名を取り出す方法(2ページ目)

この記事では、住所データから都道府県名を取り出す方法を紹介しています。難しそうなイメージがありますが、意外と簡単に実現できる定番テクニックです。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド


「複数のいずれかの条件を満たす」条件式の書き方


さて。ここで、「3つのいずれかの条件を満たした場合」という条件が出てきました。このような「複数のいずれかの条件を満たすかどうか」の条件式を記述する場合は「OR」関数を使用します。OR関数の構文は次のとおりです。


したがって、住所データの先頭3文字が「神奈川」「和歌山」「鹿児島」のいずれかであるかどうかを調べる条件式は、次のようになります。
※掲載図の大きさ制限のため改行していますが、実際に入力するときは1行で入力します。


都道府県名を取り出す


ここまでくれば、もう簡単。上図の条件式を満たす場合は、住所の先頭から4文字分、そうでない場合は3文字分を取り出せば良いので、IF関数とLEFT関数を組み合わせて、取り出す文字数を切り替えます。


この数式をB列のセル範囲に入力すると、都道府県名だけを取り出すことができます。


市区町村名以降の部分だけを表示する


都道府県名を取り出すことができれば、もとの住所のうち、市区町村名以降の部分だけを表示することもできます。

方法はいたって簡単。SUBSTITUTE関数を使用して、もとの住所の都道府県名を「""(長さ0の文字列)」に置き換えれば良いのです。


これで、住所データの市区町村名以降の部分だけが表示され、住所データを2つに分離した形に加工できました。
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