エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

セルに入力されている文字を関数で使うには(2ページ目)

受注集計表で受注金額を算出するために数式を作成しましたが、その際、オートフィルで効率的に入力できるように、ある工夫を施しました。この記事では、そのうちの1つ、INDIRECT関数の利用について紹介しています。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

INDIRECT関数とは

セルに入力されているデータを関数の引数で利用する場合、ここで紹介するINDIRECT関数でデータを変換する必要があります。INDIRECT関数の構文は次の通りです。

「鈴木!A:A」の「鈴木」はセルA3に入力されているので、「A3」と記述します。残りの「!A:A」は「"」で囲んで、そのまま文字列として利用し、「A3」と「"!A:A"」を「&」で連結します。これをINDIRECT関数の引数「参照文字列」に指定することで、「セルA3に入力されている文字列がシート名であるシートのA列全体」という内容が、関数で利用できるように変換されます。


「鈴木!D:D」の「鈴木」についても同様に考えて、「INDIRECT(A3&"!D:D")」と修正し、SUMIF関数による数式は、次のような内容になります。


この数式を、オートフィルで入力できるようにするには、さらに「複合参照と絶対参照」を利用した修正が必要です。この内容については「関数の3つの参照方法を正しく理解しよう」で解説しています。ぜひ、ご覧ください。
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