エクセル(Excel)の使い方/関数・数式

Excelの日付関数の定番テクニック(2ページ目)

日付を扱う場面で柔軟に活用できる日付関数の定番テクニックを紹介します!日付の独特なルールに惑わされてちょっと敬遠しがちな日付計算もラクラク! DATE関数、YEAR関数、MONTH関数、DAY関数の使い方を解説します。

緑川 吉行

執筆者:緑川 吉行

エクセル(Excel)の使い方ガイド

「年」「月」「日」データを個別に取り出してみよう

次のサンプルでは、セルB3に入力されている日付データから、「年」「月」「日」にあたるデータを取り出しています。セルD2にはYEAR関数、セルD3にはMONTH関数、セルD4にはDAY関数がそれぞれ入力されています。
日付データを個別に取り出したい

日付データを個別に取り出したい

セルD2 =YEAR(B3)
セルD3 =MONTH(B3)
セルD4 =DAY(B3)


日付データを生成するDATE関数

そして、「年」「月」「日」から日付データを生成するDATE関数の登場です。DATE関数の引数「年」「月」「日」に、日付データのもとになる「年」「月」「日」データやそれらが入力されているセル番地を指定します。

DATE関数の構文は次の通りです。


先ほどご覧頂きましたサンプルで、取り出された「年」「月」「日」にそれぞれ「1」を加え、これらの計算結果をもとに日付データを生成したのが下図です。セルF2~F4には、それぞれ「1」を加えた計算結果が表示されています。これらのセルを引数に指定したDATE関数がセルH3に入力されています。
DATE関数

 

そして、DATE関数の引数にYEAR関数、MONTH関数、DAY関数を直接指定すると、次のように1つのセルで日付を算出できます。「1」を加える処理も引数に直接記述できます。このように、DATE関数とYEAR関数、MONTH関数、DAY関数を組み合わせることで、簡単に日付データを算出できます。
日付データを算出できる

 


セルB5 =DATE(YEAR(B3)+1,MONTH(B3)+1,DAY(B3)+1)

「翌月25日」を算出してみよう

まず、本記事の冒頭で話が出た「翌月25日」を算出してみましょう。
セルB2に日付データ「2020/5/23」が入力されています。このデータから「年」を取り出すには「YEAR(B2)」、「月」を取り出すには「MONTH(B2)」と記述します。算出したいのは翌月の日付なので、取り出した月に「1」を加えて「MONTH(B2) + 1」とします。「日」は「25」なので、入力するDATE関数は次のようになります。
「翌月25日」を算出

この数式をセルB4に入力します。無事に計算結果「2020/6/25」が表示されていますね。

セルB4 =DATE(YEAR(B3)+1,MONTH(B3)+1,25)
計算結果が表示される

 



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